(本記事は、牧野 剛氏の著書『15分で儲かる会社に変わる! ~ぐるぐるフセン会議の魔法~』=ぱる出版、2020年8月24日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
特徴① 「儲け」ファーストの発想だから
【メリット】最短距離で儲けが実現できる
「ぐるぐるフセン会議」を始めると、会社はすぐにぐんぐんと儲かり始めます。その決定的な理由は「ぐるぐるフセン会議」が「儲け」に一点集中しているからです。
世の中には、業務効率改善や社員のコミュニケーション力強化といった社員教育の方法が無数にありますが、「儲け」だけにポイントを絞ったものは意外に少ないものです。そこを「ぐるぐるフセン会議」はズバッと「儲け」だけに集中することで、最短距離で効率的に儲けを実現します。
具体的には、この本ではまず「儲けの仕組み」をお伝えします。次に「儲けを出すために、自分は何をすればいいのか」という実行の方法をお伝えします。この流れに沿って進めれば、誰でも迷うことなく「儲かる行動」をとれるようになるのです。
その際、一般の社員に対してはいきなり「儲け」や「粗利総額」という硬い言葉を使わずに、「お客さまからも従業員からも選ばれる魅力的な会社を作ろう!」という共感しやすい目標に置き換えます。こうすることで社員は取り組みの内容を理解しやすくなり、積極的に協力できるようになるのです。
特徴②「ぐるぐる」を何度も繰り返すから
【メリット】社員に粗利意識が浸透して会社が根本から変わる
「普通の会議」はある議題への結論が出た時点で終了となります。しかし「ぐるぐるフセン会議」は、毎週繰り返して開催します。なぜなら「ぐるぐるフセン会議」の本質は、社員の能力を鍛え、業績の向上に向け社風を改善するための反復トレーニングだからです。
スポーツでも、勉強でも、何度も繰り返して練習することで能力が定着します。「ぐるぐるフセン会議」では、粗利総額アップという大きな目標を掲げ、その目標に向けて「発想」と「実行」のトレーニングを積み重ねていきます。そのメニューの内容は「OK・実行・振り返り」の3点が1セットになっています。このセットを毎週繰り返すたびに、「粗利総額アップ」に向け、社員の能力はぐるぐるとスパイラル状に上昇していきます。
【メリット】続けるほどに効果が高まる
自分の会社にピッタリと合った解決法を見つけられるのも「ぐるぐるフセン会議」の強みです。今この本を手に取っている方のなかには、「以前も別のビジネス書を読んだが、自社の状況に合わず役に立たなかった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。会社ごとに置かれている状況は異なりますから、正解となる行動も会社によってそれぞれ異なるはずです。なのに、全社一律のノウハウを載せている本が多いためにこういったことが起きるのです。
ですが「ぐるぐるフセン会議」では、現場を一番よく知っている社員たちが今置かれている状況をじっくり観察し、成功体験を集めてノウハウを抽出していきます。これによって会社ごとに完全オーダーメイドのノウハウが蓄積されるので、会議を「ぐるぐる」と繰り返すたびに日々儲かる仕組みがパワーアップしていきます。
【メリット】仕事の勘が磨かれる
「ぐるぐるフセン会議」では「失敗を恐れず気軽に判断し、実際の行動の結果を見て改善を重ねる」という姿勢を大事にします。
誰にでも失敗を恐れる気持ちがあるので、物事を決めるときにはつい腰が重くなりがちですが、机上の空論でいつまでも悩んでいるよりも、まずは実行に移してからその結果を検証していくほうが精度の高い判断ができます。
「悩まずにまず実行」をモットーとして毎週会議を行ない、行動に移すことを繰り返すたびに、社員は自分自身で結果を振り返り、さらなる攻略法を考えることが習慣になっていきます。自らフィードバックを得て自ら修正していけるようになるので、上司が手を掛けなくても社員は自分自身を育てられるようになります。会議を繰り返すたびに1人ひとりの経験値は高まり、仕事の勘が磨かれていくのです。
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