みなさん、M&A成約式という言葉をご存じでしょうか?
M&A成約式とは、譲渡企業様と譲受企業様がお互いの企業文化を理解し、これから共に新たな一歩を踏み出す日に行うセレモニーのことです。
日本M&Aセンターは、セレモニー専任の担当者が全国各地でM&A成約式を執り行っています。
M&A成約式は、よく“会社同士の結婚式”に例えられます。
M&A成約式は、結婚と同様に譲渡企業の経営者(新婦のご両親)が、家族同様大切に育ててきた会社(娘)を譲受企業(新郎)に送り出すセレモニーです。
日本M&Aセンターが手掛けるM&A成約式では、特別な日を彩る専任部隊が結婚式を想起させる感動的なセレモニーを演出し、成約式に参加した皆様の心に残る特別な1日を創り上げています。
今回、そのM&A成約式をいろいろな方に知っていただくためのコラム第2弾「感動のM&A成約式をご紹介」となります。
11月22日(いい夫婦の日)に行った「M&A成約式」
1年ほど前、前代表取締役だった旦那様が急死し、経営に関してはまったくの初心者だった奥様が代表取締役に就任し経営を担うことになりました。
奥様は、旦那様を亡くして悲しむ時間もなく、今まで一緒に頑張ってきた従業員の生活を守るため、必死になって走り続けてこられました。
そんな折、今後の会社存続にM&Aという方法があることに気づき、お付き合いのあった銀行に相談したところ、瞬く間にお相手が決定。
今まで頑張ってこられた成果が評価され、会社を存続することができると安心された瞬間でした。
奥様としては、旦那様が先代から継承され、必死に守られてきた会社を自分の代で終わらせるわけにはいかないという多大なプレッシャーを感じていらっしゃったのだと思います。
M&A成約式が11月22日(いい夫婦の日)であったこともあり、
他界された旦那様へは、敬意を表し、報告も兼ねた仏花をご用意。
成約式当日は、旦那様がご存命のときから会社を支えてくださった番頭さんに仏花を受け取っていただき、奥様へも、今までご苦労様でした!の気持ちを込めた花束を受け取っていただきました。
奥様が花束を受け取られた瞬間、今までを思い出され、目に涙を滲ませていらっしゃる姿がとても印象的でした。
奥様の肩の荷がようやく下り、安堵されている姿を見て、心が温く、M&Aは社会的使命を担っていると改めて感じることができた成約式となりました。
M&A成約式の重要性
M&A成約式は、“会社同士の結婚式”に例えられますが、以前に実施された実際の結婚式に関する調査によると、離婚歴のある人の8割は結婚式を挙げてないという結果(出典元:アニヴェルセル株式会社)が出ており、結婚式を挙げることが
その後の夫婦関係に大きく影響するといえます。
M&Aも実際の結婚と同様で、直前まで条件交渉をしていた譲渡企業様と譲受企業様がステージを変え、お互いの企業文化をきちんと理解し、新たな一歩を踏み出す。そのために、M&A成約式は 必要不可欠なものと考えています。
わたしたちM&Aセレモニストは、そのような大切な門出を最高の形でサポートし、両社にとって、よりよい未来への架け橋となればと思っております。
次回は、自社の商品やサービスなどを活用した特徴あるM&A成約式を紹介いたします。
また、ご両社の節目を彩るM&Aセレモニストに誇りを持ち、今後も至極の成約式を執り行います。