

こんにちは!ご当地グルメ大好き、ライターの紡です。
みなさんは山口県のご当地グルメといえば何を思いつきますか?
下関の郷土料理として有名なふぐ料理や、最近では給食メニューとしても有名なチキンチキンごぼうなど、山口県には様々な美味しいものがありますよね。
そんな中でも今回は、一度見たら忘れられない、見た目も歴史もちょっとユニーク!?な山口県のご当地グルメ・瓦そばについてご紹介します。
瓦に乗ったそば!?インパクト大な山口のご当地グルメ。
瓦そばとは、その名の通り「瓦」の上で茶そばを焼き、牛肉・錦糸卵・刻み海苔などの具材をトッピングし、温かいつけだれで食べるスタイルの料理です。
熱した瓦の上でパリパリと香ばしく焼き上げられる茶そばは、外はカリッと、中はもっちり。焼けた茶そばの香ばしさと、つけだれの甘じょっぱさが絶妙にマッチします。
食べ進めるごとに変化する食感がクセになる瓦そばは、家庭料理としてはもちろん、そのユニークな見た目が写真映えすると観光客にも大人気の定番グルメになっています。
きっかけは西南戦争!瓦そば誕生のルーツ
そんな見た目もユニークな瓦そばですが、起源も意外なところにあります。
発祥の地は山口県下関市豊浦町にある川棚温泉。考案者は、川棚温泉で「たかせ」という旅館を営んでいた高瀬慎一さんです。
なんと彼が着想を得たのは、 明治10年(1877年)の西南戦争。
この戦争では、西郷隆盛率いる薩摩軍の兵士たちが、戦の合間に野原で手に入れたそばや肉を、なんと屋根瓦で焼いて食べたという逸話が残されているんです。
この話を知った高瀬さんは「これをヒントに料理が作れるのでは?」とひらめき、瓦そばが誕生しました!
当初は旅館「たかせ」の名物料理として提供されていた瓦そばですが、そのユニークさが話題を呼び、瞬く間に下関の名物料理として定着。現在では山口県全域で提供され、家庭用のホットプレートやフライパンで作るレシピも人気です。
緑色のそば「茶そば」とこだわりの食べ方!
瓦そばに使われるのは普通のそばとは違う緑色が特徴の“茶そば”。
その名の通り、抹茶を練り込んだそばで、ほんのりとした抹茶の香りが特徴です。
なぜ茶そばを使うのか?
それは見た目の美しさと香りの良さ、そして熱々の瓦で焼いたときの香ばしさを最大限に引き出すためだとされています。
また、具材には牛肉の甘辛煮・錦糸卵・刻み海苔・もみじおろし・レモンなどが添えられ、さっぱりとした味わいの温かいつけだれにくぐらせて食べるのがスタンダード。
瓦で焼かれたそばの「カリッ」「ジュワッ」とした食感のコントラストは一度食べたら病みつきになること間違いなしです!
瓦そばのレシピをご紹介! |
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瓦そばの歴史や食べ方について知ったことで、早速食べてみたいと思った方も多いのではないでしょうか!
そこで、簡単に瓦そばのレシピを紹介します!
①茶そばを茹で、水気を切っておく。
②ホットプレートに油をひき、茶そばをほぐし炒める。
③錦糸卵・醤油で甘辛く煮た牛肉・青ネギ・刻みのり・レモン・もみじおろしを盛り付ける。
茶そばを炒めるときに、よく焼いてカリっとした部分を作るのがポイントです。
詳しいレシピを知りたい方は以下のリンクを見てみてくださいね!
瓦そばレシピ:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/43_30_yamaguchi.html
おわりに
今回は山口県のご当地グルメ・「瓦そば」についてご紹介しましたが、いかがでしたか!
見た目だけでなくルーツもユニークなんて驚きですよね。
ぜひ山口を訪れる際には、歴史・見た目・おいしさが揃った瓦そばを味わってみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
参考
・山口県観光連盟公式サイト「山口名物『瓦そば』って?県内おすすめ店と食べ方・レシピを徹底解説!」
https://yamaguchi-tourism.jp/feature/kawarasoba#362
・山口県観光連盟「やまぐちのグルメ一覧|瓦そば」
https://yamaguchi-tourism.jp/gourmet-index#1797