いすゞ自動車株式会社(7202、以下:いすゞ)は、2027年3月までに、UDトラックス株式会社(埼玉県上尾市)の国内販売機能を、いすゞの連結子会社である広域販売会社6社へ統合する検討を開始することを発表した。

いすゞは、商用車メーカーで、トラック・バスの製造・販売、車両の導入からアフターサービスを行っている。 UDトラックスは、国内事業(大型トラックの開発・生産・輸出・販売、中・小型トラックの販売等)、国外事業(新興国向けの大・中・小型トラックの開発・生産・販売等)を行っている。

概要

いすゞグループの国内トラック・バス販売会社である広域販売会社6社※と、UDトラックスが東北・関東・中部・近畿・中四国・九州の6エリアにおいて、自社で展開する国内販売機能をエリア別に、2027年3月までを目途に統合する。

これにより、いすゞ・UDトラックスの両ブランドを取り扱うグループ販売会社6社として、新たな運営体制を構築する。

※広域販売会社6社:いすゞ自動車東北株式会社(宮城県仙台市)、いすゞ自動車首都圏株式会社(東京都江東区)、いすゞ自動車中部株式会社(愛知県名古屋市)、いすゞ自動車近畿株式会社(大阪府守口市)、いすゞ自動車中国四国株式会社(広島県広島市)、いすゞ自動車九州株式会社(福岡県福岡市)

目的

国内物流において、整備士をはじめとする人手不足が深刻化する中、グループ全体で経営基盤の安定化を図り、整備ネットワークの維持や国内物流を支える基盤の構築を図る。

具体的には、両ブランドの効率的な投資(総額2,000億円規模)を実施し、働きやすい環境づくりとDX化などに繋げる。

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