日本電信電話株式会社(9432、NTT)は、連結子会社である株式会社NTT データグループ(9613)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得すると発表した。

NTT データグループは、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、NTT データグループは上場廃止となる見通し。

NTTは、総合ICT事業、地域通信事業、グローバル・ソリューション事業及びその他の事業を行っている。 NTT データグループは、国内外における市場特性を考慮した高付加価値なITサービスを提供する事業を行っている。

目的

NTTは、NTT データグループを取り巻く経営環境を踏まえ、同社を完全子会社とすることで、更なる経営資源の投入を可能とし、以下①~③のシナジー創出を狙う。

①機動的な成長投資によるグローバル・ソリューションのポートフォリオ強化 ②NTT データグループの企業グループとNTTグループのリソース及びケイパビリティの連携強化 ③意思決定の迅速化及びコスト競争力の向上

また、NTT データグループの企業グループの事業特性、強みを十分に活かした経営を行い、事業強化を図る。

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
592,810,968株 125,314,700株 ― 株

買付け等の期間

2025年5月9日(金曜日)から2025年6月19日(木曜日)まで(30営業日)