東大発ベンチャーcommissure、力触覚センシングシステム「SenseFuse」を開発。筋繊維の動きから触覚データ取得

東京大学発ベンチャー企業の株式会社commissure(東京都目黒区)は、独自の特許取得技術を活用した力触覚センシングシステム「SenseFuse™」を開発した。

SenseFuse™は、人の手部に生じる力を筋繊維の動きから推定しながら、指先の振動を同時に取得・ストリーミングすることが可能で、取得した力触覚データは、同社が開発する力触覚フィードバックシステム 「FeelFuse™」 で再生が可能となっている。

また、大きな特徴として、手部を覆わないデザインを採用することで、ハンドトラッキングを阻害せずに、物体とのインタラクションに紐づいた力触覚データの収集を可能にしている。

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「SenseFuse™」の特徴

・力触覚センシング:
人の手部に生じる力を筋繊維の動きから推定し、指先の振動を同時に取得。

・データ再生:
センシングした力触覚データはFeelFuse™で再生可能。

・ハンドトラッキング:
人の手部を覆わないデザインにより、映像に基づくハンドトラッキングを阻害しない。

ハプティックデバイス「FeelFuse™」について

FeelFuse™は、commissureが開発したハプティックデバイス。
振動刺激と回転せん断刺激(皮膚の上を捻るような刺激)によって多様な感覚を提示し、現実世界に近い触覚体験を実現する。
FeelFuse™は、SenseFuse™で記録された力触覚データを再生することが可能なため、取得したデータをFeelFuse™で触覚として再現できる。

> 「FeelFuse™」公式サイト

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関連リンク

株式会社commissure
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