【新潟のソウルフード】あぶらげってどんな食べ物!?【新潟エリア】
【新潟のソウルフード】あぶらげってどんな食べ物!?【新潟エリア】

こんにちは!食べることが大好きなライターの中宮桃果です。

みなさんは新潟県のソウルフードと言ったら何を思い浮かべますか…? 今回は、たくさんある新潟名物の中から、「あぶらげ」をご紹介します!

「あぶらげ」ってどんな食べ物?

「あぶらげ」は、新潟県長岡市栃尾地域の名物で、全国的には、「栃尾の油揚げ」「栃尾揚げ」とも呼ばれています。
「油揚げが名物なの…?」と思う方もいるかもしれませんが、あぶらげの特徴はズバリ大きさ!!

一般的な油揚げのサイズが長さ15cm、幅8cmなのに対し、栃尾揚げは長さ20〜22cm、幅が6〜8cm、厚さが3cm程度もあります。初めて見る方はその大きさに驚くそうです。

あぶらげは、外はパリッと中はふっくらジューシーに仕上げるために、生地を低温と高温の2つの鍋で二度揚げして作られます!

揚がったら串に刺して油を切ることで、熱が放出され、厚みとふっくらさが保たれるそうです。

あぶらげの歴史

地元の人々に愛され、全国的にも有名になった「あぶらげ」ですが、その歴史はなんと江戸時代まで遡ります。

あぶらげ誕生には、以下の2つの説があります。

①火伏せの神である秋葉三尺坊大権現が祀られた「秋葉神社」で生まれたという説

秋葉神社は、火災を防ぐ火伏せの神の「日本総本廟」であり、当時隆盛を極めていました。 栃尾周辺だけでなく、佐渡や上州(群馬県)、会津(福島県)など、遠方から参詣に来る信者も多く、彼らのために何か特別なお土産を、と考案されたのが「あぶらげ」です。

②馬市で生まれたという説

江戸時代、栃尾では「馬市」が開かれており、馬の売買が成立すると、客と仲介人の馬喰(ばくろう)で契約書代わりに酒を飲み交わしていたそうです。 その際に手づかみで豪快に食べられる酒の肴として「あぶらげ」が生まれました。

現在も昔ながらの製法で作られている「あぶらげ」ですが、300年近い歴史を持っているのですね。

おいしい食べ方は!?

あぶらげの最もシンプルでオーソドックスな食べ方は、ねぎや生姜などの薬味と鰹節を乗せ、醤油をかける食べ方。噛むほどに大豆の旨みが溢れ、あぶらげのおいしさが堪能できるんだとか!もうこれだけでおいしそうです。

また、ご自宅で召し上がる際には、電子レンジで軽くチンしてからフライパンで焼くとふっくらカリッとな揚げたて食感が楽しめるそうです!

他にも、揚げびたしや鍋など、どんな料理に入れても楽しめます!
地元の方はキムチを乗せたり、切れ込みに納豆を入れたり、さまざまなアレンジであぶらげを楽しんでいるそうです。

そしてやっぱり揚げたてが一番!!
現在、栃尾エリアには揚げたてのあぶらげがいただけるお店が多数あり、お土産としてあぶらげを購入できる店舗もあります。
詳しくは下記URLをご覧ください!

・新潟・栃尾の油揚げはどこで売ってる?揚げたて/お土産を買える場所|新潟クリップ
https://ichizen.online/niigataclip-blog/1020/

おわりに

いかがでしたか?
外はカリカリ、中はふわっとジューシーで、ずっしりとした食べ応えのあるあぶらげ。
考えるだけでお腹が空いてきますね。

新潟・長岡市を訪れた際にはぜひ、揚げたてのあぶらげを召し上がってみてください!

参考

あぶらげ(油揚げ)|栃尾観光協会公式サイト
https://tochiokankou.jp/album/aburage.html
栃尾名物あぶらげ|佐藤豆腐店
https://www.aburaage.co.jp/item/
新潟・栃尾の油揚げはどこで売ってる?揚げたて/お土産を買える場所|新潟クリップ
https://ichizen.online/niigataclip-blog/1020/