住友商事、インドネシアの鉱山向け大型ポンプレンタル企業のRELを買収

住友商事株式会社(8053)は、100%子会社であるAver Asia(S)Pte Ltd(シンガポール、以下:Aver Asia)を通じて、PT. Resource Equipment Indonesia(インドネシア、以下:REL)の株式100%を取得した。

住友商事は、大手総合商社。鉄鋼製品や非鉄製品の製造・航空機のリースをはじめ、さまざまな事業分野にてグローバルに事業を展開している。

RELは、インドネシアの鉱山向け大型ポンプのレンタル・販売を手がける企業で、多くの大手鉱山会社を顧客に抱えるリーディングプレーヤー。

背景・目的

住友商事の建機事業は、地域拡大、商品の多様化、顧客基盤の拡大を戦略の柱としている。

2009年にはSunstate Equipmentへの出資を通じて、世界最大の建機レンタル市場である米国に進出、2020年にはシンガポールを拠点に東南アジア6カ国で建機レンタル・販売事業を展開するAver Asiaを買収した。

インドネシアは、今後も人口増加による高い成長が見込まれており、経済発展に伴う機械化・レンタル化の加速も期待できる。

Aver Asiaは、これまで同国で建設現場中心に収益を拡大してきたが、本件M&Aにより、RELの専門性の高い大型ポンプのノウハウと顧客基盤を獲得するのみならず、鉱山現場にも進出する狙い。

既保有機械とのクロスセリングも進めるとともに、鉱業が主要産業であるインドネシアに信頼性の高いポンプを安定的に供給することで、Aver Asiaグループとして地域全体へのさらなる貢献を目指す。

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(提供:日本M&Aセンター

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