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こんにちは、STARTUP LOG 運営事務局です!
今回は、2024年10月に資金調達を実施した海外スタートアップから注目の企業を業務内容とともにご紹介します。
※プレスリリース公開日順
生物学分野向けのGPTの開発【Basecamp Research】
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Basecamp Researchは、ロンドンを拠点とするバイオテクノロジー企業で、自然界から収集した生物データを基にAIモデルを開発しています。主に、医薬品や合成生物学の分野で新しいタンパク質や分子の設計を支援し、生命科学の革新を目指しています。同社は世界最大級の地球上の未開発・未研究生物多様性データベースを構築しており、これにより、既存のデータベースを大幅に超える規模で新たなタンパク質や分子を発見し、生物学的設計を進化させています。
・調達額:6,000万ドル(約89億2,542万円)
・ラウンド:シリーズBラウンド
詳細の資金調達情報はこちら:
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20カ国以上で運営される仮想通貨プラットフォーム【Yellow Card】
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Yellow Cardは、2019年にアメリカで設立され、ナイジェリアでローンチされた仮想通貨スタートアップです。主にアフリカ市場をターゲットにしており、20カ国以上で運営されています。Yellow Cardは、アフリカ初のライセンスを取得したステーブルコインのオン/オフランププラットフォームとして、ビジネスや個人がUSDT、USDC、PYUSDなどのステーブルコインを地元通貨で取引できるサービスを提供しています。
・調達額:3,300万ドル(約49億3,524万円)
・ラウンド:シリーズCラウンド
詳細の資金調達情報はこちら:
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熱データを活用した山火事の検出【OroraTech】
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OroraTechは、2018年に設立されたドイツのスタートアップで、衛星データを活用した森林火災の早期検知とモニタリングに特化しています。同社は、熱赤外線センサーを搭載した独自の衛星コンステレーション(衛星群)を構築し、地球規模での火災リスク評価、リアルタイム監視、被害分析を提供しています。OroraTechは、2024年までに8基の衛星を打ち上げ、山火事検知に特化した最大の衛星群を構築する予定で、この衛星群は、30分以内に地球上のあらゆる場所で火災を検出し、3分以内にデータを提供する能力を持つことを目指しています。
・調達額:2,500万ユーロ/約2,700万ドル(約40億5,696万円)
・ラウンド:シリーズBラウンド
詳細の資金調達情報はこちら:
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ポルトガル発の自律型店舗技術【Sensei】
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Senseiは、ポルトガルのリスボンを拠点とするスタートアップで、自律型店舗(無人店舗)技術を開発しています。彼らの技術は、カメラやAIを活用して、顧客が商品を手に取るだけで自動的にカートが更新され、レジでの待ち時間をなくすことを目指しています。Amazon Goに似たコンセプトですが、Senseiは既存の小売店舗が簡単に自律型店舗に変わることができるソリューションを提供している点が特異です。
・調達額:1,500万ユーロ(約24億6,796万円)
・ラウンド:シリーズAラウンド
詳細の資金調達情報はこちら:
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胃疾患の診断を支援するウェアラブルデバイス【Alimetry】
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Alimetryは、ニュージーランドを拠点とするメドテック(医療技術)スタートアップで、胃疾患の診断を支援する非侵襲的なウェアラブルデバイスを開発しています。特に、胃の電気活動をモニタリングする「Gastric Alimetry™」というシステムを提供しており、これにより胃の機能や運動性を評価し、慢性的な胃の症状の根本原因を特定することが可能です。「非侵襲的デバイス」とは、身体に負担を与えず、皮膚や体内の開口部に器具を挿入することなく使用できるデバイスを指します。具体的には、皮膚を切開したり、体内に器具を挿入することがないため、痛みやリスクが少なく、患者にとって負担が少ないのが特徴です。
・調達額:1,800万ドル(約27億6,486万円)
・ラウンド:シリーズA2ラウンド
詳細の資金調達情報はこちら:
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ご覧いただきありがとうございました。