商品に使われたオリーブが栽培された畑の位置を地図上で確認できる
(画像=商品に使われたオリーブが栽培された畑の位置を地図上で確認できる)

日仏貿易は10月28日、輸入販売するイタリアのオーガニックブランド「アルチェネロ」から、「アルチェネロ有機エキストラ・ヴァージン(EV)・オリーブオイル カロレア」(250ml、オープン価格)を完全数量限定で販売開始した。パッケージには商品紹介ページを読み取れるQRコードを活用している。その中でも加工食品では珍しいという、商品に使われたオリーブが栽培された畑の位置を地図上で確認できる機能をアピールしている。全国の一部小売店、AmazonなどのECモールで販売中だ。

同商品は、南イタリア・カラブリア州で収穫したカロレア種のみを使用した。「マイルドな味わいが特徴的で南イタリアの温暖でさわやかな気候をあらわしているかのような風味を楽しむことができる」(同社)。カロレア種は、カラブリア州で多く採れる品種で、程良くフルーティーなアロマを持ち、わずかにリンゴ、アーティチョーク、ハーブの香りがあるという。「ポリフェノールの辛味による刺激も比較的柔らかで、マイルドな味わい」(同社)としている。

鮮度を保つため、収穫後24時間以内にコールドプレス(低温圧搾)製法で製造した。香り、味、色、酸度などの厳しい検査を通過したもののみをイタリアで充填している。

「畑と食卓の距離」に着目したパッケージを採用しており、商品正面に印刷されたQRコードを読み取ると、原料のオリーブの栽培や製法へのこだわりなどがわかる商品紹介ページを閲覧できる。その中の「生産者と栽培地を知る」ページでは、実際に製品に使用している原料の有機オリーブがどこの畑で栽培されたのか地図上で知ることができる。

同社では、「『アルチェネロ』が大切にしている思いを形にしたものだ。栽培する立場にある農家と食べる立場である消費者の食卓の距離をより近づけ、食べ物をただの『モノ』としない意識を持ってもらい、お互いを思いやることの実現に向けた取り組みの一つ」と説明する。

〈大豆油糧日報2024年10月31日付〉