TOPPANホールディングス株式会社(7911)とグループ会社であるTOPPAN Next Pte. Ltd.(シンガポール)は、AssaAbloy社(スウェーデン)と、同社の政府系IDソリューション事業を推進するHID CID(Citizen ID:市民ID)部門(以下:HID CID)の売買契約を締結した。
TOPPANグループは、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開している。
AssaAbloy社は、セキュリティソリューション企業。
背景・目的
IDは、市民が本人である事を証明し、社会的なサービスを受けるための基盤となるが、IDの整備において各国の市場背景により様々な要因が絡んでおり、IDを軸とした社会サービスへのアクセスを含む「IDが利用される背景」を理解した上でのソリューション提供が求められている。
さらに昨今ではデジタル化が加速しており、利便性の観点からも市場課題に即したデジタルソリューション提供も必要となっている。
一方、政府系IDソリューションを推進するHID CIDは、世界50か国以上に革新的な技術を提供し、垂直統合プラットフォームを通じて差別化を図ってきた。
TOPPANグループは、本買収により、HID CIDが持つグローバル市場での強固な販売基盤や顧客基盤、およびソシューション企画開発力と、TOPPANグループがグローバル市場向けに展開してきたセキュリティ事業の技術力を融合させる。
各国政府と直接接点を持ったコンサル力を強化し、セキュリティ商品開発力からデジタルID製品の提供までの幅広いソリューションと、両社の製造開発拠点を機能的かつ効率的に組み合わせ、グローバル市場の社会課題解決に寄与する総合的なIDソリューション事業体制の構築を目指す。
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(提供:日本M&Aセンター)