業界全体の流れ

食品業界は誰もが目に見える業界です。 だからこそ、地元の人たちから愛され、長い歴史のある魅力のある企業が数多く存在します。

ただ、業界の先行き不安や、価格転嫁の遅れなど課題が多いことも現状です。 さらに伝統食の担い手は地方であることも多く、人不足、後継者不足も深刻です。

山本味噌の事例のように、社長はまだ50代でまだまだビジネスはやれるという年齢でも、将来的な後継者不足を見越して早めに譲渡するオーナーも増えています。 今までは一人で経営していた会社ですが、譲渡後はともに経営を考えるパートナーを得ることが出来るのもM&Aのメリットです。

また、PEAKSやMZOホールディングスの事例のように異業種とのマッチングの場合、参入障壁の高い業種にM&Aで入り込むことも可能です。 経営のノウハウや、別の知見と組み合わせることにより、周りの企業との差別化にも繋がります。自社だけでは解決できないことも、同じ食品業界だけでなく、幅広い業種と手を組むことで、次の50年・100年を作れることもM&Aの面白さの一つです。

いかがでしたでしょうか? 今後も食品業界専門チームから最新の業界情報をお届けさせて頂きます。 食品業界のM&Aへのご関心、ご質問、ご相談などございましたら、下記にお問い合わせフォームにてお問い合わせを頂ければ幸甚です。 買収のための譲渡案件のご紹介や、株式譲渡の無料相談を行います。 また、上場に向けた無料相談も行っております。お気軽にご相談ください。

著者

岡田 享久 岡田たかだ 享久たかひさ

株式会社日本M&Aセンター/業種特化2部 食品業界専門グループ

神奈川県出身。早稲田大学法学部卒業後、明治安田生命にて営業企画・債券投資業務に従事し、日本M&Aセンターに入社。外食・食品業界専門チームにて、企業の存続と発展に向けたM&Aの提案に従事している。