バーチャリオン、インクルージョン・ジャパンを引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により5000万円の資金調達を発表

大阪大学発ベンチャーで、バーチャルの力でアートや文化財と身近に触れ合う世界を目指すVirtualion株式会社(バーチャリオン)は、インクルージョン・ジャパン(ICJ)を引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により、5000万円の資金調達実施を発表した。

今回の調達により、ミュージアム向けバーチャルプラットフォームの高度化や、誰もが展示を作って公開できるソフトウェア「Virtualion®」を用いた教育機関向けサービスの実証を実施。
さらに、バーチャルミュージアムを駆動するプラットフォームとして『Virtualion.com』 を立ち上げ、現在公開中のミュージアムが10万館を超えるバーチャルミュージアムを先行公開(β版)する。

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資金調達の背景および今後の展開

バーチャリオン、インクルージョン・ジャパンを引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により5000万円の資金調達を発表

■ミュージアム向けのバーチャルプラットフォームの高度化

博物館法の改正を受け、急速に需要が高まっているミュージアムのデジタル化について、デジタルアーカイブとバーチャルミュージアムを連動させるシステムを構築。
ミュージアムとのパートナーシップによってデジタル化の先にある展開を支援するほか、バーチャル空間を活用し展覧会開催の障壁を下げることで、ミュージアムとアーティストや研究者との文化的協調の場を実現するサービスをリリースする。

■Virtualion®を用いた教育機関向けサービスの実証

仮想空間に展示を作成するソフトウェアとして特許を取得しているVirtualion®は、すでに学校現場で利用実績を有しており、今後はユーザー体験の向上に向け、主に教育面にフォーカスし「展示を作りたい」気持ちを持つ多くの方に届けていく。

バーチャルミュージアムについて

バーチャリオン、インクルージョン・ジャパンを引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により5000万円の資金調達を発表

バーチャルミュージアムを駆動するプラットフォームとして『Virtualion.com』を立ち上げ、PC、タブレット、モバイルから誰でも簡単に閲覧することが可能なバーチャルミュージアム(β版)を先行公開。
現在バーチャルミュージアムでは、10万館を超えるミュージアムが公開されているほか、2024年9月を目処にミュージアムの作成・公開機能をドッキングし、誰もが作って身近に感じられる「バーチャルミュージアム」を全面展開していく。

> バーチャルミュージアム 公式サイト

進行中のプロジェクト(一部)

・青森県立美術館様との連携プロジェクト(バーチャリオン自体もアーティストとして参加し、2024年4月にリアル・バーチャルを連動させ公開予定)が始動している。
・大阪府立茨木高校が、課題研究授業の一環として取り入れている。

導入先ミュージアム・展示プロジェクト(一部)

・大阪大学微生物病研究所「感染症で紐解く生命科学」
>> リンク
・国際日本文化研究センター共同研究会「身体イメージの創造と展開―医療・美術・民間信仰の狭間で」(2018-2021年度;代表者:安井 眞奈美、ローレンス・マルソー)の成果
「身体イメージの想像と展開―医療・美術・民間信仰の狭間で」
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・翎毛與花果的和諧奏鳴
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・四国の UMA(未確認動物)たち~河童・人魚・ツチノコの謎に迫る~
>> リンク

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バーチャリオン、インクルージョン・ジャパンを引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により5000万円の資金調達を発表

インクルージョン・ジャパン株式会社取締役

ジェネラルパートナー 吉沢康弘氏

AIスタートアップとして名を馳せるオルツ社の前CTO米倉氏は、未来への技術とその応用を見通せる国内屈指の人物として、私が信頼する友人です。その米倉さんが「VRの可能性を最大に活かせる、若き経営者と素晴らしいスタートアップを発見したんです」と、目を輝かせて語ってくれたのがちょうど昨年の年の暮れ。私も、じっくりと話をお聞きし、製品を拝見し、様々な議論を交わす中ですっかり魅了されてしまったのが、当社となります。全国で数万人にのぼる学芸員のみなさんがクリエイターとなり、次々と素晴らしいVRを生み出せる当社への投資と支援が、VRの新たな時代を切り開くことを期待しています。

会社概要

Virtualion株式会社
> コーポレートサイト