(本記事は、キム・ジョーンズ氏(著)、鹿田昌美氏(翻訳)の『最新科学が証明した 睡眠にいいことベスト211』=文響社、2022年9月8日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
ベッドメイクは起きてすぐしないで!
国立睡眠財団の世論調査によると、毎日ベッドを整える人は、そうしない人よりも、ぐっすりと眠る人が19%も多いことがわかりました。
これは理にかなった結果です。シーツがぐちゃぐちゃにからみ合い、掛け布団が丸まって塊のようになっていては、快適に眠ることができません。きちんと整えられたベッドは、心地良い眠りの 要 です。
ベッドは整えましょう!
ただし、キングストン大学の科学者からの大切なアドバイスを、付け加えておきます。起きてすぐにベッドを整えないこと。その代わり、掛け布団を広げ、シーツをはがして、ベッドに「呼吸」をさせましょう。
それはなぜか?
起きてすぐにベッドを整えてしまうと、カバーとマットレスが適度な湿気を含んだままになってしまい、ダニにとって快適な環境になってしまうのです。アレルギーや喘息の原因となるハウスダストのダニは、ベッドで繁殖し、私たちが落とした皮膚細胞をエサにして、私たちの汗から水分を吸収します。
ベッドを整える前に、シーツに光と空気を通して、湿気を取り除きましょう。ダニは乾燥に弱く、脱水すると死んでしまいます。
ベッドをしばらく呼吸させたら、寝る前までに必ず、ベッドをきちんと整えましょうね。
[著者]キム・ジョーンズ(Kim Jones)
健康と福祉を専門とするフリーランスのジャーナリスト。「デイリー・ミラー」「サンデー・エクスプレス・マガジン」「ウーマンズ・ウィークリー」「テスコ・マガジン」「ウーマン・アンド・ホーム」など、さまざまな女性誌や新聞に寄稿している。パートナーと2人の息子、愛猫と愛犬(コッカースパニエル)と一緒に、ウェールズの首都カーディフに暮らしている。
[訳者]鹿田昌美(しかた・まさみ)
翻訳家。国際基督教大学を卒業後、実用書や小説、絵本など、数十冊の翻訳を手がける。近年の訳書に『母親になって後悔してる』(新潮社)、『ねむたい こいし』(かんき出版)、『超速』(サンマーク出版)、『医者が教える 健康断食』(小社)がある。2021年には自身の翻訳と子育ての経験を生かした著書『「自宅だけ」でここまでできる! 子ども英語超自習法』(飛鳥新社)を出版した。
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