眠れない人の不健康な習慣? ついついやってしまう寝る前のアレ
(画像=kegfire/stock.adobe.com)

(本記事は、キム・ジョーンズ氏(著)、鹿田昌美氏(翻訳)の『最新科学が証明した 睡眠にいいことベスト211』=文響社、2022年9月8日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

スマホを目覚まし時計代わりにしない

寝る前、最後に見るのがスマホ。
朝起きて、最初に見るのがスマホ。

……思いあたる人も、少なくないのでは?

「あ、これは自分のことだ」と思った人は、不健康な習慣が身についている可能性大!です。

夜にスマホのアラームを設定するとき、ついでにメールやSNSをチェックすることはありませんか?そして1時間後。仕事の心配事で頭がいっぱいになったり、Twitterメッセージの嵐にすっかり目が覚めて、フォローに没頭してしまうことはありませんか?

スマホのブルーライトには、身体の 概日(がいにち) リズムを混乱させる作用があることがわかっています。そのため、寝る直前にスマホを見ると、目が冴えて眠れなくなってしまうかもしれません。

スマホを目覚まし時計代わりに使うのは、やめましょう。本物の目覚まし時計を手に入れるか、ラジオを使うのが賢明です。

アラーム音は穏やかなものを選ぶといいですね。大きな音だと、たとえ目が覚めても不快に感じることもあります。

眠るときは、スマホを寝室の外か、せめて手の届かない場所に置きましょう。

*概日リズム:体内時計。地球の自転(24時間周期)に合わせて昼夜の変化に身体を同調させる生理的現象。概日リズムの働きによって体温やホルモン分泌が変化し、覚醒状態と睡眠状態が切り替わる。
最新科学が証明した 睡眠にいいことベスト211
[著者]キム・ジョーンズ(Kim Jones)
健康と福祉を専門とするフリーランスのジャーナリスト。「デイリー・ミラー」「サンデー・エクスプレス・マガジン」「ウーマンズ・ウィークリー」「テスコ・マガジン」「ウーマン・アンド・ホーム」など、さまざまな女性誌や新聞に寄稿している。パートナーと2人の息子、愛猫と愛犬(コッカースパニエル)と一緒に、ウェールズの首都カーディフに暮らしている。
[訳者]鹿田昌美(しかた・まさみ)
翻訳家。国際基督教大学を卒業後、実用書や小説、絵本など、数十冊の翻訳を手がける。近年の訳書に『母親になって後悔してる』(新潮社)、『ねむたい こいし』(かんき出版)、『超速』(サンマーク出版)、『医者が教える 健康断食』(小社)がある。2021年には自身の翻訳と子育ての経験を生かした著書『「自宅だけ」でここまでできる! 子ども英語超自習法』(飛鳥新社)を出版した。

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