【2023年GWの渋滞予測】首都圏エリアのピーク日時は? 東名では最大50km。東北道、中央道では最大45kmの渋滞か

高速道路各社は、2023年のゴールデンウィーク(GW)期間の高速道路の渋滞予測を発表しました。発表された渋滞予測の期間は、2023年4月28日(金)~2023年5月7日(日)の10日間に10km以上の交通集中渋滞が発生する予測となっています。

渋滞予測は、過去の渋滞実績と最近の交通状況を踏まえたもので、2023年のゴールデンウィークで最も混雑すると見込まれているのは、

  • 下り方面:午前中を中心に、特に5月3日(水)、4日(木)
  • 上り方面:夕方を中心に、特に5月3日~5日(金)

です。

この記事では、首都圏エリアの高速道路、東名高速道路(以下 東名)、関越自動車道(以下 関越道)、東北自動車道(以下 東北道)、常磐自動車道(常磐道)のゴールデンウィーク期間の渋滞予測をご紹介します。ゴールデンウィーク期間のお出かけ計画に向け、ご紹介する渋滞予想を参照し、できるだけ渋滞の比較的少ない日、時間帯の高速道路利用に活用ください。

目次

  1. 2023年のGW期間に渋滞が発生すると予想されている高速道路と日時・場所
  2. 首都高では、3日(水)に多く渋滞が発生か
  3. ゴールデンウィーク期間は、ETC休日割引は適用されません
  4. 渋滞を回避する方法

2023年のGW期間に渋滞が発生すると予想されている高速道路と日時・場所

【2023年GWの渋滞予測】首都圏エリアのピーク日時は? 東名では最大50km。東北道、中央道では最大45kmの渋滞か

下記は、2023年のゴールデンウィークの下り方面・上り方面で20km以上の渋滞が発生すると予想されている高速道路とピーク日時、ピーク時の渋滞の長さ、場所を一覧にしたものです。

下り方面では、ピーク日と予想されている5月3日の東名「秦野中井IC」、中央道「相模湖IC」付近で45kmの渋滞が発生すると見られています。どちらも通過まで約2時間かかる予想です。東名ではまた、5月4日も「綾瀬SIC」付近で45kmの渋滞発生が予想されています。

他にも、5月3日の東北道「羽生PA」付近で40km、同日の関越道「高坂SA」付近で30kmの渋滞が発生し、通過に1時間以上要すると見られています。

下り方面の渋滞発生予測(20km以上)

道路名日付時間帯ピーク時刻渋滞の先頭ピーク時の

渋滞長
関越4月29日6時~12時9時高坂SA付近20km
東名4月29日5時~17時7時綾瀬SIC付近20km
東名4月29日5時~15時7時秦野中井IC付近20km
東名4月30日12時~24時15時綾瀬SIC付近25km
東名5月2日17時~24時19時綾瀬SIC付近20km
東北道5月3日6時~15時9時羽生PA付近40km
関越道5月3日5時~16時9時高坂SA付近30km
京葉5月3日6時~16時9時貝塚IC付近25km
東名5月3日前21時~18時7時秦野中井IC付近45km
中央道5月3日4時~17時5時相模湖IC付近45km
東名5月4日5時~16時8時綾瀬SIC付近45km

上り方面では、5月5日の東名 綾瀬SIC付近で50kmの渋滞発生が予想されています。15時がピーク時間と見られていますので、できるだけピーク時間を避けて利用するようにしましょう。綾瀬SIC付近は、翌6日も45kmの渋滞発生予想となっています。

上り線ではまた、関越道 高坂SA付近も長距離渋滞になると見られていて、5月4日に35km、5月5日に40kmになると予想されています。

ゴールデンウィーク期間の上り方面では、東北道、中央道、常磐道、京葉道でも20km以上の渋滞発生が予想されている場所がありますので、高速道路利用前に下記渋滞予想をご確認ください。

上り方面の渋滞発生予測(20km以上)

道路名日付時間帯ピーク時刻渋滞の先頭ピーク時の渋滞長
関越4月30日13時~21時15時高坂SA付近25km
東北4月30日14時~21時16時羽生PA付近20km
東名4月30日12時~24時15時綾瀬SIC付近25km
中央道4月30日11時~22時16時小仏TN付近25km
中央道5月3日14時~23時18時小仏TN付近20km
関越道5月4日15時~23時18時高坂SA付近35km
常磐道5月4日16時~23時18時千代田石岡IC付近20km
京葉5月3日6時~16時9時貝塚IC付近25km
東名5月4日14時~翌1時17時綾瀬SIC付近25km
中央道5月4日14時~翌2時18時小仏TN付近25km
関越道5月5日13時~23時18時高坂SA付近40km
東北道5月5日14時~23時17時加須IC付近30km
東北道5月5日12時~21時15時上河内SA付近20km
常磐道5月5日16時~22時18時千代田石岡IC付近20km
東名5月5日10時~翌1時15時綾瀬SIC付近50km
中央道5月5日9時~翌2時15時小仏TN付近30km
東北道5月6日11時~21時15時上河内SA付近20km
東名5月6日10時~翌1時15時綾瀬SIC付近45km
中央道5月6日9時~22時11時小仏TN付近20km

首都高では、3日(水)に多く渋滞が発生か

首都高速道路(以下 首都高)もゴールデンウィーク期間(4月29日~5月7日)の渋滞予測を発表しています。首都高のゴールデンウィーク期間では、3日に多く渋滞が発生すると予測されていて、3日以外の渋滞発生は「ふつう」「少ない」日が多いと見込まれています。

【2023年GWの渋滞予測】首都圏エリアのピーク日時は? 東名では最大50km。東北道、中央道では最大45kmの渋滞か
画像出典:首都高速道路株式会社

首都高は、ゴールデンウィーク期間中は湾岸線の「川崎浮島JCT」を先頭に激しい渋滞が発生するとしていて、レジャースポット周辺の出口でも普段より早い時間から出口渋滞の発生が予想されるため、余裕をもった利用を求めています。

ゴールデンウィーク期間は、ETC休日割引は適用されません

高速道路各社は、2023年のETC休日割引の適用除外日を発表していて、ゴールデンウィーク期間やお盆時期、年末年始は適用されないことを発表しています。

適用外は、高速道路の渋滞対策に行っているもののため、できるだけピーク日時を避けた利用を意識し、ゴールデンウィーク期間のドライブを快適なものにしましょう。

渋滞を回避する方法

高速道路各社は、渋滞予測とともに「渋滞を回避する方法」もあわせて発表しています。それによると、サグ部や不可車線、SAへの合流等が渋滞発生の原因で、サグ部では無意識な速度低下になりやすいポイントを標識で案内しているため、速やかな速度回復を意識してほしいとしています。

サグ部とは?
サグ部とは、下り坂から上り坂に変わるV字部分のこと。傾斜の変化がゆるやかなので、上り坂になったことに気が付かずに速度が落ちてしまい、後ろの車が追突しそうになることも。後続車も次々とブレーキをかけるので、渋滞の原因にもなります。サグ部では、上り坂での速度低下、車間距離に注意しましょう。

引用:首都高速道路

また、渋滞のピーク時間は、通過に通常の数倍もの所要時間を要することになるため、ピーク時間を避けての利用が渋滞回避にオススメだとしています。