2022年5月25日(水)、『一般社団法人AMA terrace』(アマテラス、代表理事・古田圡 満氏)の
設立総会が開催されました。
同法人は、専門家のサポートが届きづらい地域の中小企業を支援するために設立。
各経営支援分野において独自のプラットフォームを運営している企業、団体が連携し、
横断的かつ全体最適思考でのサポートを目指します。
日本各地の中小企業に、専門家のサービスを届ける
『一般社団法人AMA terrace』には、相続・事業承継や労務、法務、スタートアップ支援など、
各専門分野で独自のプラットフォームを運営している団体が加盟。
AMA terraceが “プラットフォームのプラットフォーム”となり、
金融機関や企業からの依頼を各団体にマッチングしていくほか、
さまざまな専門家をつなぐことで知識や経験を共有していくことを目指します。
設立の目的について、理事の岡田烈司氏(一般社団法人労務コンプライアンス協会・代表理事)は、
「日本の国力を底上げするためには、企業のうち99.7%を占める中小企業を元気にすることが重要。
しかし、特に地方の中小企業においては、専門家の支援をはじめとする
経営サービスが行き届いていないのが現状です。
大都市だけではなく、地方都市も元気にしていくためには、
専門家が“全体最適思考”で新たな価値を創造していくことが必要なのです」と話します。
また、岡田氏は、地方の中小企業に経営サービスが行き届かない現状について、
以下4つの課題があると解説。
(1)中小企業に対し、成長のための提案をする士業が少ない
(2)企業側が、士業の活用方法を知らない(限定的になっている)
(3)全国規模でSCM(サプライチェーン・マネジメント)に対応できる士業が少ない
(4)金融機関が地域でマッチングできる、スキルと志のある士業が少ない
そのため、「AMA terraceが“専門特化プラットフォーム×総合型プラットフォーム”を構築することで、
スキルと志のある士業と中小企業をマッチングする機会を創出し、
業態の垣根を超えた連携を生み出していきたい」と続けます。
さらに、さまざまな専門家と知識・経験を共創・共有していくことで、
士業自身のスキル底上げはもちろん、
企業のバックオフィス部門を担う材の育成などにも取り組んでいきます。
「これまでの士業は、排他的・独占的な仕事の仕方が主流でした。
しかし、これからは価値観の転換が必要です。
士業が、『オープンシェア・共創・共存共栄』という価値観に変化していくことが、
日本経済再生のカギになると思います」(岡田氏)。
“利他の精神”で、士業業界を変え、中小企業を変えていく
同法人の代表理事を務める古田圡 満氏(税理士法人古田土会計・代表社員)は、
「私たちの役割は、中小企業で働いている社員と家族を幸せにすること。
変化の多い時代に、お客様の幸せを実現するためには、
士業も変化していかなければいけません」と、士業のあり方について言及。
「“利他の精神”を持ったプラットフォームを構築し、
志を同じくする仲間とともに士業業界を変え、
中小企業を変えていきたい」と意気込みを語りました。
活動の第一弾として、7月から北海道でのプロモーションを開始するほか、専用サイトを開設。
その後、九州・西日本・東海・東北・関東でプロモーションを展開していく予定。
【協会概要】
一般社団法人AMA terrace
代表理事:古田圡 満氏
〔参加企業・団体〕 ( )内は専門分野
一般社団法人事業承継ドクター協会(事業承継)
Creww株式会社(スタートアップ)
GOALグループ(行政書士)
CPA会計学院(CPA人材育成輩出)
TRINITYLABO.(家族信託・相続)
弁護士ドットコム(法務全般)
一般社団法人労務コンプライアンス協会(労務全般)
株式会社古田土経営・会計事務所経営支援塾(会計全般)