吉野家「牛すき丼」
(画像=吉野家「牛すき丼」)

牛丼チェーン「吉野家」は10月20日午前11時、全国の店舗で期間限定メニュー「牛すき鍋膳」「牛すき丼」を発売する。

吉野家の「牛すき鍋膳」は、2013年以降販売している冬の人気メニューで、「牛すき鍋」と合わせた累計販売数は約8,000万食にのぼる。今回は、初めて丼仕立ての「牛すき丼」をあわせて販売する。いずれもテイクアウト可能。

「牛すき鍋膳」は、「牛すき」と生玉子、ご飯、漬物を御膳仕立てにした商品。火が灯された卓上コンロの上に供された五徳(ごとく)の上に鉄鍋を置いて提供する。おかずの「牛すき」は、“大判の牛すき焼き肉”と野菜や絹豆腐、きしめんをオリジナルのすき焼きタレで煮込む。野菜は成人の1日の摂取量目安の半分の量を使用している。並盛767円(以下税込)、大盛877円。追加料金327円で「肉2倍盛」も可能。ご飯増量・おかわり無料。テイクアウトでは漬物は付かない。

吉野家「牛すき鍋膳」
(画像=吉野家「牛すき鍋膳」)

「牛すき」の肉は、吉野家の看板メニュー「牛丼」同様、穀物肥育の牛肉を使っており、くさみがなく、赤身と脂身のバランスが良いことが特徴だという。オリジナルのすき焼きタレは、昆布や椎茸などの出汁に、牛のうまみと風味が詰まった牛肉エキスを加えているため、具材ひとつひとつで牛のうま味を感じられる仕立て。

新メニューの「牛すき丼」は、オリジナルのすき焼きタレで煮込んだ大判牛すき焼き肉とねぎ、人参、絹豆腐を丼のご飯の上にのせた商品。ご飯と合わせて食べて美味しい煮込み具合・タレの量を実現するため、何度も試作を繰り返し、丼の底のご飯まですき焼きの味が染み渡った「牛すき丼」に仕上げたという。並盛624円、大盛811円。

10月19日に開催した商品発表会で、吉野家の河村泰貴社長は、新メニュー「牛すき丼」発売の背景に、テイクアウト需要の高まりによる丼商品の好調があると説明した。丼メニューのテイクアウト需要は“ご飯+おかず”の御膳商品以上に高く、2021年の「月見牛とじ丼」以降、吉野家は季節商品でたびたび、“御膳”に加えて“丼”バージョンを販売してきた。

吉野家の河村泰貴社長
(画像=吉野家の河村泰貴社長)

なお、吉野家では10月20日、テイクアウト限定商品として「牛すき」で用いる大判牛すき焼き肉のみを販売する「牛鍋ファミリーパック」も発売する。3人前(987円)、4人前(1207円)の2種類。

吉野家「牛すき丼・牛すき鍋膳」発表会に登場した藤田ニコルさん
(画像=吉野家「牛すき丼・牛すき鍋膳」発表会に登場した藤田ニコルさん)