東北電力、グループにおける組織再編。子会社、東北自然エネルギーと簡易吸収分割へ
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東北電力株式会社(9506)は、連結子会社である東北自然エネルギー株式会社(仙台市青葉区)と、風力・太陽光発電事業および地熱発電事業にかかる簡易吸収分割を行うことを決定した。

【分割する事業の内容】 風力・太陽光発電事業 : 東北自然エネルギーを分割会社、東北電力を承継会社とする吸収分割方式
地熱発電事業 : 東北電力を分割会社、東北自然エネルギーを承継会社とする吸収分割方式

東北電力は、水力発電を中心とする223箇所の発電設備を持つ。風力発電を主軸とした再エネ全般について、東北6県および新潟県を中心に、200万kWの開発実現に取り組んでいる。

東北自然エネルギーは、東北電力企業グループにおける再生可能エネルギー発電事業の中核会社。水力・地熱・風力・太陽光の4事業会社を統合し設立された。再生可能エネルギーにより発電した電気の供給、地熱蒸気および熱水の供給などを行っている。

本件により、グループにおける再エネ事業推進体制の最適化に向け、風力・太陽光発電・地熱発電の各事業の一体化を図り、再エネ事業を進める。

・今後の予定
風力・太陽光発電事業
契約締結日 2023年4月
効力発生日 2023年7月

地熱発電事業
契約締結日 2025年1月
効力発生日 2025年4月

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(提供:日本M&Aセンター

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