日本GAP協会はこのほど、GAP(農業生産工程管理)の普及に貢献した取組みやモデル的な実践事例などを表彰する「GAP普及大賞」「GAP実践大賞」の受賞候補を募集している。
同協会では、GAPの普及促進のため「AISAGAP」「JGAP」をはじめとするGAPの普及に貢献した多様な取組みを表彰する「GAP普及大賞」を募集、選考委員会による受賞者を選出し、シンポジウム「GAP Japan」で表彰している。新型コロナウイルス感染症の影響で、休止していたが、10月28日に3年ぶりに開催されることになった。そこで今回から、「GAP実践大賞」を新設し、両大賞を表彰する運びとなった。
「GAP普及大賞」は、GAPの普及に貢献した取組み(地域・全国への普及や産地化などの取組み)、「GAP実践大賞」はGAPのモデル的な実践事例となる認証農場・団体の取組み(SDGs、食品安全、労働安全、従業員教育等の取組みなど)が募集対象となる。自薦・他薦を問わず、農場による取組み、普及・指導や認証農畜産物の消費拡大に貢献した事業者、個人の取組みが対象となる。
畜産関係でも受賞歴があり、前回(2019年)は、北海道中標津農業高等学校(テーマ:GAPを学ぶ中で、地域農業の課題解決につながる手法を考案したチャレンジ)がGAP普及大賞を受賞した。募集期間は8月31日まで。