「お花見予算ランキング」3位は熊本、2位福井、1位は日本最古級ソメイヨシノで有名な…?
(画像=freehand/stock.adobe.com)

2022年も各地で桜が満開を迎え、コロナ禍前ほどとはいかないまでも、お花見でにぎわったことだろう。日本人はお花見にどれほどのお金をかけるのか。都道府県別の予算がわかる「お花見予算ランキング」を見てみよう。

「青森」が2年連続1位、金額は4,400円

お花見予算ランキングは、民間気象情報会社のウェザーニューズが発表しているもので、その2022年版が2022年3月に発表された。お花見予算ランキングでは、「今年のお花見の予算は大体どのくらいですか?」という質問を投げかけ、都道府県別の平均額を算出している。1~10位は、以下のとおりだ。

「お花見予算ランキング」3位は熊本、2位福井、1位は日本最古級ソメイヨシノで有名な…?

1位は「青森」で4,400円、2位は「福井」で4,000円、3位は「熊本」で3,310円という結果となっている。

青森県は前回調査から引き続き2年連続で1位となっており、ウェザーニューズは「桜の名所で人気な弘前公園がある青森県民は、過去の調査からもお花見にかける情熱が高いことがうかがえます」と分析している。

最下位は「宮崎」で1,821円

続いては11〜47位までのランキングだ。最下位の47位は「宮崎」で1,821円、46位は「茨城」で1,919円、45位は「長崎」で1,955円だった。前回最下位の「沖縄」は33位に順位を上げている。

「お花見予算ランキング」3位は熊本、2位福井、1位は日本最古級ソメイヨシノで有名な…?

お花見予算は昨年よりはアップしたが……

ちなみに、全国のお花見予算の平均額は、2021年は2,129円、2022年は2,505円で、前年に比べて376円アップしている。新型コロナウイルス感染症に対する警戒感が昨年よりも低下したことで、平均予算が上がったと考えられる。

一方、ビフォーコロナの2019年のお花見予算の平均額は2,728円と比較すると、以前の水準にはまだ回復していない状況だ。また「お花見で飲むもの」を聞いたところ、「お酒」と回答した割合は2019年の調査では46%だったが、2022年の調査では33%にとどまっていることも特徴的だ。

お花見の予算の推移は、世相を反映していると言えるだろう。

文・岡本一道(金融・経済ジャーナリスト)

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