有力ＦＸ企業17社の月間データランキング -2019年9月-
株式会社矢野経済研究所は、FX（外国為替証拠金取引）店頭取引市場における有力企業17社のアンケート調査を実施し、2019年9月末の預かり残高、口座数、2019年9月の月間取引高を算出した。
＊1. 集計対象は、預かり残高16社、口座数17社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
＊2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。
調査結果の概要
【 預かり残高 】
2019年9月末の有力FX企業16社1の預かり残高の合計は、1兆1,269億円であった。企業単体集計の2019年9月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,737億円、第2位のDMM.com証券は1,301億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の2,655億円で、第2位はGMOグループ*2の1,933億円となった。
9月は前月比60.9億円増（0.54％増）となり、本調査対象企業16社中9社（その他企業2社含む）で預かり残高が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はマネースクエア（2.51％増）、次いでSBIグループ（2.17％増）であった。
【 口座数 】
2019年9月末の有力FX企業17社1の口座数の合計は、544万口座であった。企業単体集計の2019年9月末の口座数の第1位はDMM.com証券で73.9万口座、第2位のGMOクリック証券は63.6万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の125.5万口座で、第2位はGMOグループ*2の83.5万口座であった。
9月は前月比3.3万口座増（0.63％増）となった。本調査対象企業17社中16社（その他企業2社含む）で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はGMOクリック証券（0.85％増）、次いでワイジェイFX（0.81％増）であった
【 月間取引高 】
2019年9月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で185兆円（百万通貨を1億円として換算）となった。2019年9月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で53.6兆円（同）、第2位はDMM.com証券で44.4兆円（同）であった。
9月は前月比99.6兆円減（35.0％減）で、本調査対象企業すべて（その他企業3社含む）で取引高が大幅に減少した。
