ウォーレン・バフェットとは、「投資の神様」とも呼ばれるアメリカの著名投資家です。本記事は、バフェット氏の投資方針を解説してお届けします。是非、ご自身の資産運用に活かしてみてはいかがでしょうか。

ウォーレン・バフェット氏
(画像=ウォーレン・バフェット氏)

画像引用:https://investor-a.com/

目次

  1. ウォーレン・バフェットってどんな人?
  2. バフェットの資産ってどれくらい?
  3. 名言から学ぶ!バフェットの4つの投資方針
  4. 1. 短期ではなく長期投資
  5. 2. シンプルで優良なビジネスモデル
  6. 3. バリュー株を探す
  7. 4. 分散投資ではなく集中投資
  8. まとめ

ウォーレン・バフェットってどんな人?

ウォーレン・バフェットってどんな人?
(画像=ウォーレン・バフェットってどんな人?)

(提供:いろはに投資

投資の神様」や「オマハの賢人」とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏はどんな人なのでしょうか?以下の表はバフェット氏の簡単なプロフィールです。

バフェット氏のプロフィール
(画像=バフェット氏のプロフィール)

(提供:いろはに投資

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また、バフェット氏はバークシャー・ハサウェイ社の会長を務めていることでも有名です。そんなバフェット氏ですが、日本企業への投資も行っています

2020年8月に、バフェット氏が日本の5大商社(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅)に投資したニュースを耳にした人も多いのではないでしょうか?

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バフェット氏が投資した直後は少し値下がりしたものの、2020年11月に入り8%~15%の値上がりをしました(Bloombergより)。2021年7月現在、商社株の株価はさらに上昇しています。

バフェットの資産ってどれくらい?

バフェットの資産ってどれくらい?
(画像=バフェットの資産ってどれくらい?)

(提供:いろはに投資

世界長者番付によると、バフェット氏の資産は約960億ドル(約10.6兆円)で世界第6位です。

バフェット氏の資産
(画像=バフェット氏の資産)

(出典:フォーブス 提供:いろはに投資

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名言から学ぶ!バフェットの4つの投資方針

バフェットの4つの投資方針
(画像=バフェットの4つの投資方針)

(提供:いろはに投資

バフェット氏は投資に関する数多くの名言を残しています。名言からバフェット氏の4つの投資戦略を学び、あなたの資産運用の道しるべにしましょう!

1. 短期ではなく長期投資

Our favorite holding period is forever.
ー我々が好む株式保有期間は「永遠」。

バフェット氏のこの言葉はとても有名です。

バフェット氏の投資戦略の基本は「長期投資」です。「永遠」というのは比喩だと思われますが、バフェット氏はそれほど長期的な視点を持つことが大切だと考えているのです。

Only buy something that you’d be perfectly happy to hold if the market shut down for 10 years.
ー今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けられる企業だけを買いなさい。

この言葉も、短期ではなく長期を前提に株式の購入をすべきというバフェット氏の投資哲学を表したものです。短期的な値動きの売買差益で稼ぐのではなく、企業の長期的な成長に対して投資をするのが、バフェット氏の基本的な投資スタイルです。

長期投資について詳しく知りたい方は、「長期投資はおすすめって本当?【無理なく資産を増やそう】」も併せてご覧ください。

2. シンプルで優良なビジネスモデル

If a business does well, the stock eventually follows.
ービジネスが良ければ、株価も自ずとそれを反映する。

投資判断においてバフェット氏は、その企業のビジネスモデルを重要視します。

顧客を喜ばすことができ、競合他社がまねできないビジネスモデルを持つ企業は必ず成長し、その結果自ずと株価は上昇すると考えているのです。

Only invest in ‘simple businesses’ that you understand.
ーー投資の対象は、自分に理解できる“シンプルなビジネス”に限るべきだ。

ビジネスモデルを判断する上で大切なのは、「自分が理解できること」だとバフェット氏は考えています。

彼はパソコンにあまり強くないと発言しており、実際にアップル社の株は保有しているもののテクノロジー系の企業の株はあまりポートフォリオに組み込んでいません。

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3. バリュー株を探す

Be fearful when others are greedy and greedy when others are fearful.
ーみんながどん欲な時に恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いている時にどん欲であれ。

Most people get interested in stocks when everyone else is. The time to get interested is when no one else is. You can’t buy what is popular and do well.
ー多くの人はみんなが株式市場で加熱しだすと興味を持つが、本当はみんなが興味がない時に興味を持たないといけない。既に人気で上昇中の株を買ってはいけない。

株価が上昇している時は、その流れに乗って自分も買ってしまいたくなりますよね。その一方で、株価が下落しているときは早く手放したくなりがちです。しかし、これらはバフェット氏の投資戦略に反します。

バフェット氏はバリュー(割安)株へ投資すべきと考えています。株価が下落し皆が慎重になっているときこそ投資のチャンスということです。

バリュー株の意味について詳しく知りたい方は、「グロース株・バリュー株の違いとは?【どっちがおすすめ?】」も併せてご覧ください。

4. 分散投資ではなく集中投資

Diversification is a protection against ignorance. It makes very little sense for those who know what they’re doing.
ーー分散投資は無知を保護する手段だ。投資を理解している人にとって、分散投資は理にかなっていない。

名言倶楽部より

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投資の原則は「分散」だと、様々なメディアや本で言われていますよね。しかし、バフェット氏は優れたビジネスモデルを見極め、本当に優れていると判断した企業に対して大きな金額を投資すべきと考えています。

この考え方は一理ありますが、正直投資初心者にはあまりおすすめできません。優れたビジネスモデルを見極めることは簡単なことではなく、少数の企業に集中投資を行うことはリスクが大きいからです。

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初心者のうちは分散投資を心掛けて、リスクを最小限に抑えられるよう努めましょう。

まとめ

まとめ
(画像=まとめ)

(提供:いろはに投資

ここまでウォーレン・バフェット氏について解説してきました。最後に重要ポイント3点をまとめます。

☑️ウォーレン・バフェットは「投資の神様」と呼ばれ、日本企業にも投資している超有名投資家!

☑️バフェットの資産は約960億ドル(約10.6兆円)で世界第6位!

☑️優れたビジネスモデルを持つ割安銘柄に長期視点で投資するのがバフェットの基本方針

株式投資をする際には、いろはに投資の記事で知識を付けてから挑みましょう! いろはに投資の「【株初心者の勉強法】株式投資を始めるための21の基礎知識」も参考にしてみて下さい。

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