ユーザーインタビュー第2回目は、『映画で人生を少し豊かに』というコンセプトのもと、ブログ運営をしているミギーさんへインタビューさせて頂きました。ANDARTを知った経緯、オーナーとなった決め手や共同保有の面白さと今後の期待をお話しいただきました。
情報感度の高いブロガーや富裕層の目線
―ANDARTを知った経緯をお伺いさせて下さい。
ブロガー仲間と今メジャーになりつつある投資型クラウドファンディングについて話す機会があったのですが、その際に美術品をシェアして投資するサービスが噂になっていました。それがANDARTだったんです。
―一般的には馴染みの薄い美術品投資ですが、興味を持たれたのはいつからですか?
富裕層においてアンティークコインや絵画や骨董品への投資が、節税対策の観点からも流行っていることを書籍で知っていました。それまでアート投資は身近ではないと感じていたのですが、ANDARTなら高級志向の投資を身近にできると思いました。それは他の投資型クラウドファンディングとの違いでもあります。例えば、投資信託だとブラジルとかの新興国にビルを建てて、インフラを敷いてとか、一番分かりやすいとされているインデックス投資でさえもアメリカの株がどう動いているかは感覚的に分からないでやってると思うんですよ。その一方で、ANDARTは美術品なのでTV番組「なんでも鑑定団」のイメージで徐々に価値があがっていく様子が想像できました。
―最終的にANDARTを使うに至った決め手はありますか?
透明性です。出品される美術品は数千万円単位の作品ばかりで、自分自身の手元にない分、誰がどのように保管しているのか、きちんと明確になっている点がまず安心できたことと、サイバーエージェントが出資していたり、Twitterで著名人が呟いていたり、権威ある方が応援していることから信頼できると感じました。
アートは買って忘れるくらいのスタンスで長期保有
―アート投資は株式投資と異なり、リターンを読みづらい弱点があるんですが、当初不安はありましたか?
これは投資家自身の考えに依っていて、来週リターンが欲しいってなると美術品は買えないと思います。僕は買って放っておくものだと思いました。買って忘れるくらいのスタンスで、5年10年経って「おや?」となっているといいなという感じです。他の投資型クラウドファンディングは利回りが1番重要なポイントだと感じますが、ANDARTの場合、利回りが1番重要なポイントではありません。もちろん将来価値が上がることへ期待はありますが、美術品のオーナー権を買う意味の方が強く、投資と趣味の混ざりあっている部分の面白さが購入のポイントだと感じました。
―KAWS《NO REPLY》のオーナー権を保有頂いてますが、アーティストが好きというよりもサービスに対する興味でしょうか?
その要素は大きかったです。GMOの熊谷氏が出品した作品である、という点も購入につながりました。
アートが自分事化される
ーKAWSの作品を持たれたあと街でKAWSを見る意識は変わりましたか?
変わりました。アーティストのニュースなどが自分事化される点は大きな変化と感じます。美術館に行って「この作家の作品を持っているんだよ」っていう話しをすると、とても良い話題になると思います。
株式型も含めてクラウドファンディングってそうだと思うのですが、自分が投資した事業や人、モノ、サービスが成長して、たくさんの人から認められると自分のことのように嬉しいものです。美術品でこの体験ができる魅力がANDARTらしさだと感じます。しかも、僕一人ではなく同じアーティストに可能性を感じ投資した人たちと交流できたり、作品鑑賞する機会をつくってくれるのも個人的には魅力です。投資をするときって1人なんですよね。KAWSを買ったときも1人で画面を見て、1人で会員登録して買いました。やっぱりそれだけだとつまらない。同じ感性やサービスへの理解を持った人と繋がる機会があることは作品の保有に加えた大きな価値だと思います。
編集記
様々な投資商材への投資を積極的に行っているご経験から、アート投資が富裕層の間で流行っていることは知りつつも敷居が高いと感じていた、というお話が印象的でした。市場で人気の作品は個人では手が届きづらい価格ですが、共同保有では誰でも1万円からオーナーになれます。お忙しい中、インタビュー対応頂き誠にありがとうございました。
今回インタビューに応じてくださったミギーさんは「映画でちょっとだけ人生を豊かにする」をコンセプトに映画ブログを執筆しています。ANDARTについても客観的な目線から紹介いただいているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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