昭文社HD,ヘッドスプリング,資本業務提携,第三者割当増資実施
(画像=tonktiti/stock.adobe.com)

株式会社昭文社ホールディングス(9475)とヘッドスプリング株式会社(東京都品川区)と資本業務提携契約を締結した。なお、ヘッドスプリングは、昭文社HDを引受先とする第三者割当増資を行う。
また、今後は、昭文社HDの子会社である株式会社マップル(東京都千代田区)を中心にヘッドスプリングと蓄電システムの共同開発や関連製品を軸にした各種ソリューション事業についての協業を推進する。

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昭文社HDは、グループ全体の経営戦略立案、企業価値向上および不動産事業、物流事業等を展開している。

昭文社HDの子会社 マップルは、地図・ガイド情報等を基にしたデジタルデータベースの企画・制作・販売・使用許諾およびそれらを活用したサービスの提供を行っている。

ヘッドスプリングは、パワーエレクトロニクス製品の開発・製造・販売事業および新興国向けコンサルティング・新エネルギー事業を行っている。

昭文社HDは、今後の脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの利活用や電気自動車(EV)の普及拡大が加速度的に進む中で、省エネ・創エネ・蓄エネを実現する製品の普及が求められるとともに、パワーエレクトロニクス関連技術の活用範囲は大きく広がると予想。

本提携により、昭文社HDは、共同開発する蓄電システムにヘッドスプリングの保有する次世代パワー半導体(炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)などを用いたパワー半導体)を活用した高周波スイッチング技術を適用し、低価格かつ小型・高効率な製品の実現を目指す。
また、マップルでは、地図データを活用した「防災マップ」や「帰宅支援マップ」など様々な災害対策ソリューション製品に地図情報と蓄電システムの位置情報を連携させることで、災害時における電力供給源のスムーズな確保や衛生環境の維持をサポートし、近年頻発する異常気象や震災などの大規模災害に対する備えをより一層万全にするソリューションの提供を図る。
さらに、地図や観光情報とともに、全国のEV充電ステーションの情報整備の拡充や、EV充電ステーションの提供なども視野に入れ、観光、防災、物流・配送などの各分野のカーボンニュートラルの実現に貢献する。
(提供:日本M&Aセンター

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