農林水産省食肉鶏卵課は3月23日、2019年(年次)の食肉の消費構成割合をまとめた。それによると、2019年は牛肉の家計消費が前年から1ポイント低下し、30%となった。
消費構成割合は、食料需給表をベースに推定出回量(家計消費、加工仕向、その他)を算出し、その上で総務省の家計調査、日本食肉協議会による加工仕向量などから、各構成割合を算出したもの。
牛肉は家計消費30%、加工仕向6%、外食などのその他が64%となり、前年から家計消費が1ポイント低下し、その他が1ポイント上昇した。牛肉の家計消費はここ数年間、31〜32%で推移していたものの、2019年は30%まで低下した。
豚肉は家計消費50%、加工仕向23%、その他27%と前年から変化はなかった。家計消費は2017年に50%を割っていたものの、その後2年連続で50%を維持した。
鶏肉は家計消費40%、加工仕向7%、その他53%となり、加工仕向が1ポイント増加した半面、その他が1ポイント低下した。サラダチキンなど各種加工品の商品群が増えていることで、加工仕向量が増加したものとみられる。
〈畜産日報2021年3月24日付〉