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(画像=Aleksandar Mijatovic/stock.adobe.com)

新型コロナウイルス流行で大打撃を受けた日本の農林水産業ですが、
海外向けに限っては好調を維持しているようです。
中でも農産物は前年比で10%以上も伸ばしており、
日本産食品の安全性とおいしさが世界に浸透してきた証です。

そこで今回は、生産者が使える補助金の特集です。
苦しい状況がつづく日本の一次産業ですが、
何を売るか、どう売るかを工夫すれば飛躍の余地はまだまだあります。
どんな支援があるのか、見てみましょう

農業6次産業化促進支援事業(岐阜県)

岐阜県の農業者・農業法人様が使える補助金です。
県産農産物の加工や農産物加工品の流通・販売に取り組む際に、
必要な機械・器具の購入費を最大100万円補助します。

6次産業化支援事業補助金(伊勢市)

伊勢市の農業者・農業組合様が使える補助金です。
市産農産物の加工や農産物加工品の流通・販売に取り組む際に、
必要な機械・器具の購入費や広告費・謝金などを最大100万円補助します。
こちらは市でやっている補助金です。
地域によって、県が主体のものと市町村主体のものとがあるので、確認して利用しましょう。

薩摩川内港(川内港)木材輸出促進補助金(薩摩川内市)

薩摩川内市が用意している補助金です。
薩摩川内港を利用して木材を輸出すると、
量に応じて補助金が最大120万円受け取れます。
今回の林産物の輸出額は微増でした。

地域商社等による県産品輸出強化支援事業 (宮崎県)

京都県の法人が使える補助金です。
海外での県産品のプロモーション経費が補助されます。
直接生産者が海外まで販路を広げることは難しいので、
地域の商社とも積極的に連携しましょう。


一次産業は日本の生活を支えると同時に、
地域の経済を支える産業でもあります。
地元の自慢の逸品を世界中に広め、
地域産業を活性化するのは行政の重要な使命です。
新型コロナで日本に来てくれる観光客が激減していますが、
そんな中でも日本の食材のファンを世界中につくれるように、
しっかりチームを組んで取り組んでいきましょう。