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今回のご相談は・・・

士業業界,悩み
(画像=プロパートナーONLINE)

一人の退職をきっかけに 続々と辞めていく職員。
こんな惨状を防ぐには?
「所長と職員がお互いを 理解できる環境整備を」

職員の退職を防ぐために、取り組むべきことは三つあります。

まずは、所長が思い描いている事務所の未来を職員と共有し、
価値観のすり合わせを行う
ことです。
事務所を拡大しようと思っても、
所長と職員の間で思い描くビジョンの統一なしに、成長は見込めません。
3年、5年先はどのような事務所にしたいかを経営計画に落とし込んで職員に開示したり、
経営理念や行動指針をまとめた名刺サイズの〝クレドカード〞をつくって職員に配るなど、
しっかりと明文化することがポイントです。

次に行うべきは、業務効率化です。
職員のタスク量は、所長が思っているよりも多くなっていることもしばしば。
これでは、いくら事務所を拡大したくても、職員の負担が増すばかりです。
まずは、職員一人ひとりにヒアリングを行い、業務効率化するべき業務を決めましょう。
顧客情報の管理を効率化するなら、資料を紙からクラウド上に移行することはもはや必須。
資料の検索性が向上し、瞬時に情報を共有できます。
また、訪問にかける移動時間が多すぎるという課題があれば、
オンライン面談ツールを取り入れることで、大幅に時間を削減できます。

そして、退職を防止するためには、
所長と職員が、お互いを理解し合える環境をつくり、関係性を深めることが重要です。
職員が退職する原因の一つに、上司や同僚とのコミュニケーション不足があります。
この不満を解消するために、1対1の面談で、職員に負担がかかりすぎていないか、
将来のキャリア展望やそのために達成すべき目標などを一緒に設定し、
常に確認することが大切です。
また、 職員の話にしっかり耳を傾けることは、事務所への満足度アップにもつながります。

※月刊プロパートナー2019年11月号より抜粋

いかがだったでしょうか?
『月刊プロパートナー』2019年11月号では
「離職防止」「職員の成長」「組織力の向上」のために今会計事務所が取り組むべき
人事制度の見直しについて、士業事務所の給与・評価の仕組みからご紹介しています。

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