
(画像=Farknot Architect/stock.adobe.com)
キャッシュレス決済を可能にするクレジットカードには、ビジネス専用のカードもある。さまざまなメリットが得られるので、企業のオーナーや個人事業主は作って損はないだろう。今回はビジネスカードの概要をはじめ代表的なメリットなどを解説していく。
目次
ビジネスカードの事前知識
ビジネスカードの特徴を知るためには、法人カードの概要を知る必要がある。
法人カードとは、株式会社や有限会社、合同会社などの企業に対して発行するクレジットカードだ。また、法人格を取得していない個人事業主も対象に含めるカードもある。
カードの名義は個人事業主や企業に属している個人である。したがって、カードを使用できるのは、表面に氏名が記載されている者に限られる。
法人カードの支払いでは、法人口座や個人口座を利用する。法人カードを利用する個人事業主のほとんどは、個人口座からの決済を選択する。
企業によっては経費の精算用に社員名義の個人口座を作り、そこから引き落とすケースもある。
法人カードは、個人名義のカードと比べて利用限度額が高く設定される傾向にある。ただし、個人カードと違って一括払いが原則となっており、個人事業主以外はキャッシングを利用できない。
個人事業主の場合、法人カードにおいてショッピング枠とともに、キャッシング枠を設定できる。
法人カードは個人カードと同様に、VISAやMastercard、American Expressといった国際ブランドと提携しており、海外でも幅広く使用できる。アップルペイなどの自動決済サービス機能を搭載しているカードもある。