ビジネスカード
(画像=Farknot Architect/stock.adobe.com)

キャッシュレス決済を可能にするクレジットカードには、ビジネス専用のカードもある。さまざまなメリットが得られるので、企業のオーナーや個人事業主は作って損はないだろう。今回はビジネスカードの概要をはじめ代表的なメリットなどを解説していく。

目次

  1. ビジネスカードの事前知識
  2. ビジネスカードとは?
  3. ビジネスカードを活用するメリット
    1. 個人事業主がビジネスカードを活用するメリット
    2. 中小企業がビジネスカードを活用するメリット
  4. コーポレートカードを活用するメリットとは?
    1. メリット1.経費の精算が楽になる
    2. メリット2.不正利用を認識できる
    3. メリット3.ビジネスに役立つサービスを利用できる
    4. メリット4.利用条件を交渉できる
  5. ビジネスカードの与信調査
  6. 中小企業・個人事業主の49%超がカード決済を利用
  7. ビジネスカードを作って業務を効率化しよう

ビジネスカードの事前知識

ビジネスカードの特徴を知るためには、法人カードの概要を知る必要がある。

法人カードとは、株式会社や有限会社、合同会社などの企業に対して発行するクレジットカードだ。また、法人格を取得していない個人事業主も対象に含めるカードもある。

カードの名義は個人事業主や企業に属している個人である。したがって、カードを使用できるのは、表面に氏名が記載されている者に限られる。

法人カードの支払いでは、法人口座や個人口座を利用する。法人カードを利用する個人事業主のほとんどは、個人口座からの決済を選択する。

企業によっては経費の精算用に社員名義の個人口座を作り、そこから引き落とすケースもある。

法人カードは、個人名義のカードと比べて利用限度額が高く設定される傾向にある。ただし、個人カードと違って一括払いが原則となっており、個人事業主以外はキャッシングを利用できない。

個人事業主の場合、法人カードにおいてショッピング枠とともに、キャッシング枠を設定できる。

法人カードは個人カードと同様に、VISAやMastercard、American Expressといった国際ブランドと提携しており、海外でも幅広く使用できる。アップルペイなどの自動決済サービス機能を搭載しているカードもある。

ビジネスカードとは?