
秋田公立美術大学、秋田市、KDDIの3者連携によるデジタルアート企画「秋美NFTコレクション」が、2024年度の第1弾に続き、第2弾の実施を正式発表しました。
「秋美NFTコレクション」第二弾として、本学学生および卒業生・修了生のNFTアート作品を募集しています。
— 秋田公立美術大学 (@AkitaUnivofArt) July 16, 2025
詳細は本学HPをご確認ください。https://t.co/yEohBeu9dQ pic.twitter.com/ElezD2Z6R6
今回は在学生も参加対象に加わり、学生・卒業生の新作NFTを約80点規模で10月に公開・販売する計画です。
販売は市のふるさと納税返礼品のほか、KDDIが運営するNFTマーケットプレイス「αU market」でも行われ、地域と若手クリエイターの可能性を同時に広げる取り組みとなります。
第2弾のポイント:学生作品を含む約80点をαU marketでも販売
第2弾では、卒業生に加えて在学生からも企画を公募し、目標としている約80作品をNFT化して10月に一斉リリースします。
作品は昨年度同様、秋田市のふるさと納税返礼品として提供されるほか、クレジットカードやauかんたん決済で購入可能な「αU market」にも出品予定です。
暗号資産を保有していない利用者でも簡単に取引できる環境を整えることで、NFT未経験層への裾野拡大を狙います。
学内外の審査員が選ぶ企画コンペを開催
7月3日〜8月9日にかけて学内外向けのNFTアート企画コンペを実施し、外部審査員としてau Design projectを牽引するデザインプロデューサー砂原哲氏、美術家の藤浩志教授、尾花賢一准教授らが参加します。
採用は8組程度を予定し、KDDIのサポートのもとブラッシュアップを行ったうえでNFT化。作品ごとの独創性に加え、秋田の魅力発信やデジタル活用の新規性が評価基準となります。採用結果は9月上旬に発表される見込みです。
地方創生と若手クリエイター支援を両立
秋田公立美術大学とアーツセンターあきたは、本プロジェクトを通じて学生・卒業生の発表機会を創出すると同時に、秋田市の地域資源を全国へ発信することを目指しています。
NFTという形でアートに希少性を持たせることで、デジタルコレクションの楽しみ方を提案しつつ、ふるさと納税やマーケットプレイスでの販売収益が地域とクリエイター双方に還元される仕組みです。
今秋公開予定の「秋美NFTコレクション2025」が、地方発の次世代アートシーンをどのように彩るのか注目されます。