東証には、東証1部・2部、マザーズ、JASDAQという一般個人投資家が参加できる一般市場のほかに、プロ投資家しか参加できない“TOKYO PRO Market”という株式市場があります。
「上場企業になったことで、物件の入札で勝てるようになった」
「上場したら、部署を任せられる人材が入社してくれるようになった」
「上場してから、銀行からの借り入れがしやすくなった」
「上場してるって伝えたら、中国との取引がOKになった」
これらは、“TOKYO PRO Market”に上場した企業の経営者のみなさまのコメントです。
この聞きなれない、“TOKYO PRO Market”とはどういう株式市場なのか?
わかりやすく解説した動画を用意しておりますので、是非、ご覧ください。
TOKYO PRO Marketは、株式投資に慣れたプロだけが参加することを条件に、マザーズやJASDAQに比べて、上場しやすい設計になっています。
TOKYO PRO Marketの大きな特徴
- 株主構成をほぼ変えずに上場することができる
- 売上高・営業利益、時価総額、株主数などの数値的ハードルがない
- 上場までの監査期間は1年でOK
「え、知らない株主が入ってこないの?」
「うちの会社の規模でも上場できるの?」
「準備期間が短くていいってことは、コストも少なくて済むってことだよね?」
そうなのです。
これらが特別に認められているTOKYO PRO Marketですが、その効果はマザーズやJASDAQとほぼ同じです。
TOKYO PRO Marketの大きな効果(メリット)
- 上場ロゴマークや証券コードの付与によって、取引や採用での信用力がアップ
- 一般市場と同じ上場企業の一員となることで、従業員の士気もアップ
- 上場企業としての信頼性と監査による透明性から、個人の債務保証も解除しやすい
それらに加え、上場準備のなかで組織体制をしっかりさせますので、会社が大きくなる基盤もできあがります。実は、これから後継者を育てる事業承継の準備として取り組んでみることも、とても有用だったりもするのです。
当社はこれまで、中小企業の後継者問題をM&Aで解決することに焦点をあててまいりました。しかし、地方が元気になるためには、やはり、地方を支える“スター企業”の存在が不可欠なのです。そこで、2019年7月にTOKYO PRO Marketの上場指導・審査・モニタリングを担うJ-Adviser資格を取得、社内にTOKYO PRO Market事業部を立ち上げました。
当事業部は「成長にコミットするJ-Adviser」として、1社でも多くの企業を、上場させるだけでなく、その後の成長もお手伝いさせていただきたいと考えております。
是非、この特別な「上場」を貴社の経営戦略の一つとして考えてみていただけますと幸いです。
雨森 良治(あめもり・よしはる)
外資系コンサルティング会社より、日本M&Aセンターに入社。
大阪を拠点として、入社以来50件超のM&A成約実績を有する。手掛けた業界は多岐にわたり、多くの業種に精通した西日本屈指のM&Aプレーヤー。社内の年間最優秀社員賞を複数回受賞。
2016年4月より日本M&Aセンター西日本統括上席執行役員に就任。2020年4月よりTPM事業部 事業部長に就任し、今日に至る。