マックハウス、ビットコイントレジャリー戦略で1,000BTC保有へ。ターンアラウンド施策と多角的投資で企業価値向上を狙う

株式会社マックハウスは7月10日、成長戦略の一環として「ビットコイントレジャリー戦略」を本格化させ、段階的に1,000BTC以上の暗号資産を保有する方針を正式発表しました。

併せて、アパレル事業の再建(ターンアラウンド)と金融投資・M&Aを組み合わせ、安定収益基盤と企業価値の最大化を図る計画です。

同社はまずドルコスト平均法を基本に市場タイミングを見極めながらBTCを機動的に取得し、価格変動に応じて追加取得や一部売却を行う柔軟な運用を実施します。

また、マイニング事業への参入や省エネ技術を活用した自社マイニング設備の構築を通じ、安定的なBTC獲得体制を整備。さらにステーキング運用で得た報酬を再投資し、暗号資産保有量の複利的な増加を目指します。

ビットコイン決済面では、オンラインと実店舗に決済システムを導入し、若年層や暗号資産ユーザーをターゲットとした新規市場を開拓します。決済特典や積立プログラムも提供し、顧客のロイヤルティ向上を図ることで収益多様化を進める方針です。

ターンアラウンド戦略では、物流最大手GFグループとの提携を通じたアパレル事業の効率化と成長加速を掲げ、売上高500億円・営業利益50億円を中期目標に設定。

加えて、成長分野への金融投資や相乗効果を見込める企業のM&Aを積極的に行い、「実業」と「資産運用」を融合した次世代型経営モデルへ転換するとしています。

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