
スイスの高級時計ブランド フランク・ミュラー は今月24日、暗号資産ソラナ(SOL)をテーマにした新作モデルを公開しました。
Introducing the Franck Muller x Solana Watch Collection - a limited edition series of just 1,111 timepieces, created to honor the spirit of the @solana community.
— Franck Muller Encrypto (@FranckMullerLab) May 23, 2025
This collection is more than a tribute; it’s a bold statement of identity, ownership, and technological… pic.twitter.com/dFyyfY7t0o
価格は2万スイスフラン(約347万円)、世界で1,111本限定のコレクターズアイテムです。文字盤に配置されたQR コードが所有者のソラナウォレットと連動し、腕時計そのものがデジタルID兼アクセスキーとして機能します。
限定モデルの概要
・ケース径/素材:41 mm、ステンレススチール(Spectracoat) ・ムーブメント:スイス製自動巻き Cal.FM 300 ・耐水性:水深30 m ・ストラップ:ラバー(ホワイト/パープル/ターコイズ) ・限定数:1,111 本 |
12時位置のQR コードには購入者固有のウォレットアドレスが埋め込まれており、、フィジカル資産とWeb3 体験をシームレスに結び付けています。
クリプトウォッチの系譜と今回の意義
フランク・ミュラーは2019年にビットコインをモデルにした時計も販売しており、ジェネシスブロックのQR コードを刻んだダイヤルで話題を呼びました。
以来、複数の暗号資産テーマを展開する中で、ウォレット機能付き高級時計という独自路線を確立。今回は、高速処理と手数料の低さで知られるソラナチェーンと提携し、「所有=コミュニティへの参加権」 という新たな高級時計像を示しています。
ハードウェアとブロックチェーンを融合した試みはスマートフォンなどにも波及しており、8 月にはソラナスマホ第2弾「Seeker」の出荷も予定されています。ラグジュアリー領域でのフィジタル化は、今後さらに加速しそうです。