
東武トップツアーズと茨城県八千代町は、町内の旬の農産物を恒久的に受け取れる「無限フルーツチケットNFT」を、NFTマーケットプレイスHEXAで5月30日19時から先着販売することを発表しました。
保有者は“デジタル住民”として地域企画に参加でき、所有NFTは転売も可能です。
無限フルーツチケットNFTの仕組み
無限フルーツチケットNFTは1枚1,000円で枚数制限なし。NFTをウォレットに保持している限り、JA常総ひかり農産物八千代直売所で毎年1,000円分相当のフルーツや加工品を受け取れます。
利用開始は2025年6月2日で、翌年度以降も毎年更新。NFTには八千代町デジタル住民票の機能が付帯しており、保有者限定コミュニティで特産品アイデアの投稿や名称投票に参加できます。
NFTの転売時には手数料が町の継続収入となり、地域振興に再投資される仕組みです。
販売期間と付帯特典
販売は5月30日19時から6月16日23時59分まで行われ、6月17日以降は二次流通が解禁されます。
購入は日本円とクレジットカードに対応。チケット保有者は下記の特典も利用できます。
・温泉複合施設「やちよ乃湯」とキャンプ場グリーンビレッジでの200円割引
・毎月「やちよ乃湯」入浴の先着20名にヤマダイ製カップラーメンを進呈
特典はNFTデータと連動しており、譲渡後は新しい保有者に権利が移行します。
NFTで広がる“関係人口”づくり
八千代町は“みんなで保有し、みんなで育てる”デジタル住民票モデルで関係人口を拡大したい考えです。
東武トップツアーズは旅行事業のノウハウを活かして、NFTを活用した地域活性の成功例を全国に横展開する方針を示しています。
リアルな特産品の循環とNFTの二次流通を組み合わせた今回の試みが、地方創生の新たなケーススタディになりそうです。