※当サイトはプロモーションを含む場合があります。

8 News Nowの調べによると、フロリダ州パスコ郡出身の16歳2人が、昨年11月にラスベガスで男性を拳銃で脅して誘拐し、約400万ドル(約6億円)相当の暗号資産とNFTを奪った容疑で逮捕・起訴されました。

事件の経緯と手口

報道によれば、被害者はラスベガス郊外で暗号資産関連イベントを終えて帰宅する際に襲撃され、車の後部座席に押し込められたまま約70マイル(110キロ)離れたアリゾナ州ホワイトヒルズの砂漠へ連行されました。

頭にタオルを被せられた被害者は、家族を殺害すると脅迫されながら暗号資産ウォレットのアクセス権を明け渡し、複数のNFTも含め総額400万ドル相当を送金させられたと供述しています。

事件後、男性は約8キロを徒歩でさまよい、路傍のガソリンスタンドで助けを求めました。

起訴内容と裁判の見通し

クラーク郡地方検事局によると、2人は誘拐、武装強盗、恐喝など計22件の重罪で起訴されました。

被告は民間弁護士を雇い、自宅軟禁を求める意向を示しています。被告は公選弁護人のもと、保釈金400万ドルが設定されました。予備審問は6月に予定されており、第三の共犯少年は国外へ逃亡した疑いが持たれ、行方を追跡中とのことです。

暗号資産を狙った暴力事件の増加

オンチェーン上の資産は即時送金が可能な一方で、物理的な脅迫・暴力と結び付く事件が世界的に相次いでいます。専門家は「コールドウォレットを分散保管するなど技術的対策に加え、日常の行動パターンを秘匿する自己防衛も不可欠だ」と指摘しています。

今回の事件は、デジタル資産保有者が直面する現実的なリスクを浮き彫りにしました。

この記事を書いた人

NFT Media 編集部「NFT Media」は、NFT(Non-Fungible Token)や仮想通貨などの概要から、国内外での取引事例、ゲームやスポーツなどの身近な産業での活用事例など、様々な観点からより深く知ることができるWEBメディアです。