NFTドキュメンタリー『Minted』、Netflixでプレミア配信決定

NFTブームの光と影を描いた注目のドキュメンタリー『Minted』が、Netflixで今週より北米やイギリス、アフリカ、オーストラリア・ニュージーランドなど主要地域で配信されることが決定しました。

ビープル氏から始まる“デジタルゴールドラッシュ”の記録

本作は、2021年のNFT市場の爆発的拡大を象徴する、アーティスト・Beeple氏による約75億円のデジタルアート落札から物語が始まります。そこから、米国・ラテンアメリカ・アフリカ出身の複数のアーティストを追いながら、NFTムーブメントの高揚と崩壊を記録。NFTを取り巻くアート、テクノロジー、価値観の交錯が描かれています。

また、NFTの根本的な矛盾——無限に複製可能なデジタルデータと、それをブロックチェーンで唯一無二の資産に変える技術の狭間にあるコンセプト——にも焦点が当てられており、アート史との対比を通じてその意義と限界が深掘りされています。

トライベッカ映画祭やPBSでの反響、そしてNetflixへ

『Minted』は、2023年のトライベッカ映画祭でワールドプレミアを迎え、コペンハーゲンのCPH:DOXで国際プレミアも開催されました。その後、米国の公共放送PBSの「Independent Lens」でも放映されるなど、高い評価を受けてきました。

監督・脚本・製作を務めたのはニコラス・ブルックマン氏。彼は、『Not Going Quietly (2021)』や『La americana (2008)』でも知られるドキュメンタリー映画監督です。

NFTドキュメンタリー『Minted』、Netflixでプレミア配信決定

ブルックマン氏は今回のNetflix配信に際して、「NFTが好きな人も嫌いな人も、この作品がエンターテインメントと深い議論のきっかけになることを願っています」とコメントしています。

参照情報・引用元

https://www.imdb.com/title/tt27548035/?ref_=vp_ov_ihttps://deadline.com/2025/04/minted-nft-documentary-netflix-premiere-date-1236362313/