
株式会社鴻池組(大阪市中央区)は、メタバース技術を活用し、国登録有形文化財である鴻池組旧本店の外観と洋館2階応接室の一部、および本社技術研究所大阪テクノセンター内の企業ミュージアム「ヒストリーラボ」の歴史展示コーナーをデジタル空間に再現。この度、iOS版とAndroid版の専用アプリを通じて一般公開を開始した。
本取り組みにより、利用者はアバターを通じてインタラクティブな体験が可能となっており、文化財のデジタルアーカイブ化と鴻池組の歴史や技術を広く一般に体験してもらうことを目的としている。将来的には、和館の公開やヘッドマウントディスプレイへの対応も計画されている。
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メタバース空間で体験できる主な内容
メタバース空間内では、利用者はアバターを使用し、インタラクティブな体験が可能となっている。
■ 鴻池組旧本店(国登録有形文化財)

国登録有形文化財である鴻池組旧本店の洋館2階応接室をメタバース上に再現。
■鴻池組企業ミュージアム「ヒストリーラボ」

本社技術研究所大阪テクノセンター内にある鴻池組企業ミュージアム「ヒストリーラボ」では、旧本店の洋館の外観や応接室の一部を現代技術で再現したエリアと歴史展示エリアを体験できる。
■ナビゲーター(案内人)「こうちゃん」

社員が原案を作成し、鴻池組のESG経営に関する様々な活動に登場するキャラクター「こうちゃん」が、鴻池組メタバースのナビゲーター(案内人)を務める。
アプリ概要
一般公開された専用アプリは、以下のリンクからダウンロードが可能。
■iOS版
■Android版
本プロジェクトの社会的意義
・新しいコミュニケーションの場の提供:
物理的な距離を超えて人々が集まれる仮想空間
・教育の革新:
インタラクティブで魅力的な学びの機会を提供
・文化の保存と普及:
文化や歴史的な遺産をデジタル化し、広く共有
・イノベーションの促進:
技術革新や新しいアイデアの実験場
今後の展望
鴻池組は今後、メタバース空間を利用した社内教育による従業員エンゲージメントの向上を図るとともに、日常的な打ち合わせの場として活用することで働き方改革に貢献することを期待しており、将来的な取り組みとして、以下の計画が進められている。
・鴻池組旧本店の和館をメタバース上に公開(2025年度中を目標)
・BIM/CIMデータと連携した社内打ち合わせの実施
・ヘッドマウントディスプレイによるリアル体験などのコンテンツ開発
関連リンク
株式会社鴻池組
> 公式サイト