矢野経済研究所
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2024年のホームファッション小売市場規模は前年比100.0%の3兆5,392億円と横ばい予測

~多くの品目で横ばいから微増推移とやや改善へ~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のホームファッション小売市場を調査し、現況、製品セグメント別の動向、将来展望を明らかにした。

ホームファッション小売市場規模推移

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1.市場概況

2023年の国内ホームファッション小売市場規模は、前年比98.5%の3兆5,381億円と推計した。
分野別に市場をみると、前年を上回ったのは、タオル製品、ナイトウエア・ホームウエア、インテリアファブリックス、キッチン・テーブルウエアの4分野である。但し、いずれの市場も伸び率としては微増であり、最も高いキッチン・テーブルウエアでも前年比101.0%という状況で、コロナ禍で在宅時間が増えて発生した巣ごもり需要の沈静化が現実となった。

2.将来展望

2024年の国内ホームファッション小売市場規模は、前年比100.0%の3兆5,392億円と予測する。2023年の同市場はマイナスに転じたものの、高級品の減少が影響するベッドリネン・寝具以外の分野は横ばいから微増と2024年はやや改善に向かう見込みである。
また、輸入品の比率が高い分野では、円安が続いている点で値上げ等需給状況に多少変化がある可能性はあるが、概ね横ばいのトレンドを踏襲すると考える。

調査要綱

1.調査期間: 2024年7月〜11月
2.調査対象: ホームファッション関連企業(メーカー・卸売業・小売業)
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに郵送アンケート調査併用
<ホームファッション小売市場とは>
本調査におけるホームファッション小売市場とは、「ベッドリネン・寝具」「タオル製品」「ナイトウエア・ホームウエア」「ホームファニチュア」「インテリアファブリックス」「ホームライティング」「キッチン・テーブルウエア」の7分野を対象とする。
​主に一般家庭用を対象とするが、「ホームファニチュア」「インテリアファブリックス」「キッチン・テーブルウエア」には一部法人需要が含まれる。
<市場に含まれる商品・サービス>
ベッドリネン・寝具、タオル製品、ナイトウエア・ホームウエア、ホームファニチュア、インテリアファブリックス、ホームライティング、キッチン・テーブルウエア

出典資料について

資料名2024 ホームファッションブランド
発刊日2024年11月27日
体裁A4 424ページ
価格(税込)165,000円 (本体価格 150,000円)

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