住友化学、ベルギー化学大手サイエンスコ社の液晶ポリマー樹脂事業を買収

住友化学株式会社(4005)は、Syensqo SA/NV(ベルギー・ブリュッセル、以下:サイエンスコ社)の液晶ポリマー(以下:LCP)樹脂事業を買収したことを発表した。

住友化学は、総合化学メーカーで、石油化学品、機能材料、光学製品などの製造・販売を行っている。

サイエンスコ社は、スペシャリティケミカルの研究・開発・製造・販売を行っている。

目的

サイエンスコ社が手掛けるLCPは、高耐熱性に特長を有しており、住友化学はサイエンスコ社のラインアップ、技術を取り込むことで、多様な顧客ニーズにきめ細かく対応することが可能となる見込み。

また、サイエンスコ社が有するLCP開発パイプラインおよび蓄積した生産技術を活用することで、ICTやモビリティのみならず幅広い産業分野の製品ラインアップの拡充を図る。

※LCP:スーパーエンジニアリングプラスチックスの一種。耐熱性や流動性、寸法精度に優れるなどの特長を有し、PCやスマートフォンなどに使用される電子部品をはじめ、幅広い製品に用いられている。

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(提供:日本M&Aセンター

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