上下水道インフラの維持管理にWeb3(DAO)を取り入れるプロジェクト

メタウォーター株式会社が、自治体の財政難などによりインフラクライシスが加速度的に深刻化している問題に対応するため、上下水道インフラの維持管理を住民参加型で行うコミュニティづくりをサポートするSaaS型のサービスを展開するプロジェクトを2024年2月に始動しました。

これまで、山形県西川町にてプレ実証実験を実施してきましたが、この結果を踏まえ、2025年度から実証実験を開始する運びとなった。
実証実験では、西川町在住の有志の方々の協力を仰ぐとのこと。

本プロジェクトの背景とねらいは、以下の3点としています。

①人口減少に起因する担い手不足と関係人口の増加への対応

②地域防災の観点から「受援力」を高める

③「ウォーターPPP」へつなぐ準備

この3つを実現するためには、自治体と住民、地元の事業者などが共同で一つのコミュニティを形成し「地域の水を守る」思いを共有することがポイントとのこと。

本サービスは、DAOを用いて、上下水道インフラを中心に据えた地域コミュニティの組成を支援するもの。フレームダブルオー社の「Clubs」と、メタウォーター社独自のリモートワーク用ツールを連携させることで実現します。

DAOを活用することで、コミュニティ運営の多くの部分を自動化でき、上下水道インフラの効率的かつ持続的な維持管理が図れるとしています。

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