ニッコンHD、中央紙器工業へTOB実施

ニッコンホールディングス株式会社(9072、以下:ニッコンHD)は、中央紙器工業株式会社(3952)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

中央紙器工業は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、中央紙器工業は上場廃止となる見通し。

ニッコンHDは、グループで、運送事業、倉庫事業、梱包事業、テスト事業を主に行っている。
中央紙器工業は、段ボール製品を中心とした各種包装材の製造販売を行っている。

目的

ニッコンHDと中央紙器工業が協力することにより、両社の持つ取引先へ相互のサービス・製品を提供することが可能となり、両社の売上高の拡大、中央紙器工業が培ってきた物流に係るノウハウ、人的・資金的リソースを活用する。

グループ支援の一環として中央紙器工業の製品の運送業務を支援することで、中央紙器工業における外部委託運送費を含む物流コストの削減が可能となり、事業におけるコスト競争力を向上させる。

中央紙器工業の全国・海外展開、事業規模の拡大を図ることで、シナジー効果を最大化し、両社の成長を推進、諸経費の高騰、人手不足等といった中央紙器工業の抱える経営課題の克服を図る。

買付予定の株券等の数

買付予定数 買付予定数の下限 買付予定数の上限
3,766,911(株) 2,111,300(株) ―(株)

買付け等の期間

2025年2月3日(月曜日)から2025年3月18日(火曜日)まで(30営業日)

買付け等の価格

普通株式1株につき、5,034円

買付代金

18,963百万円
(注)買付代金は、本公開買付けにおける買付予定数(3,766,911株)に、1株当たりの本公開買付価格(5,034円)を乗じた金額。

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(提供:日本M&Aセンター

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