矢野経済研究所
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ペット飼育者7,190名へのアンケート調査では、ペット用サプリメントは犬の飼育者が10%台の利用率、猫の飼育者は7%台に

~ペット用サプリメントで期待している健康機能は『免疫力の維持・向上』~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のペット(犬または猫、あるいはその両方)飼育者に対してアンケート調査を実施し、ペット飼育者におけるペットのヘルスケアに対する意識、商品・サービスの利用状況を調査した。ここでは、調査結果の一部を公表する。

ペット保険、ペット用健康ケアフード、ペット用サプリメントの利用状況

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ペット用サプリメントを飲ませることで期待している健康機能

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1.調査結果概要

本アンケート調査は、2024年8月に全国在住の20代から70代以上のペット飼育者(犬または猫の飼育者で犬と猫の両方の飼育者も含む)男女7,190名にペットの飼育状況や健康への意識、動物病院の利用経験等を尋ねた。ペット飼育者の平均年齢は54.7歳であり、年代としては50代~60代の構成比が約6割と高い結果となった。
ペットの健康に関しては動物病院の利用経験は9割を超え、犬はワクチンや狂犬病予防、マダニ・ノミ・フィラリアなどの予防、猫が避妊・去勢手術で利用するケースが多い。
ペット飼育者においてかかりつけの病院があるとの回答や、獣医師の意見を重視する割合が高く、ペットの健康については獣医師がキーパーソンになることが明らかとなった。

また、ペット(犬、猫)の健康に関する商品・サービスの代表として、ペット保険、ペット用健康ケアフード、ペット用サプリメントを挙げ、利用状況を調査した。
ペット保険の加入率が高く、犬の8歳未満では小型犬5割超、中・大型犬で4割超であった。犬の8歳以上では小型犬3割超、中・大型犬3割弱であり、8歳未満よりも低い傾向にある。また猫は、室内(完全屋内飼育)猫8歳未満で3割弱が最も高く、その他の猫は1割強と低い割合となった。
ペット用健康ケアフードは、小型犬8歳以上、室内猫8歳以上で2割超と利用率が高い結果となった。
ペット用サプリメントの利用率は犬が10%台に対し、猫は7%台と、ペットの種類(小型犬・中大型犬、室内猫・屋内外飼育猫、犬・猫の年齢)による違いはなかった。

2.注目トピック

ペット用サプリメントに期待する健康機能

ペット飼育者が、ペット用サプリメントを飲ませることで期待する健康機能に関しては、全ての種類で『免疫力維持・向上』の割合が高い傾向が見られ、次いで『整腸、おなかの調子』が30~40%前後と高い傾向にある。
猫は『腎臓機能』が室内猫8歳以上にて、『尿路』が屋内外飼育猫8歳以上で特に高い傾向が見られる。また、中・大型犬8歳以上では『歩行機能・関節対策』が50%超と高くなっている。

調査要綱

1.調査期間: 2024年8月
2.調査対象: 全国在住の20代から70代以上のペット飼育者(犬または猫の飼育者で犬と猫の両方の飼育者も含む)男女7,190名
3.調査方法: インターネット消費者アンケート調査
<ペットヘルスケアに関する飼育者の商品・サービス利用状況アンケート調査とは>
本アンケート調査は、2024年8月に全国在住の20代から70代以上のペット飼育者(犬または猫の飼育者で犬と猫の両方の飼育者も含む)男女7,190名にペットの飼育状況や健康への意識、動物病院の利用経験等を尋ねた。さらに、ペット(犬、猫)の健康に関する商品・サービスの代表として、ペット保険、ペット用健康ケアフード、ペット用サプリメントを挙げて、商品やサービスの利用状況を分析した。
健康ケアフードについては「健康や疾患に対応したペットフード」、ペット用サプリメントは「錠剤、カプセル、粉末、スポイト状の液体など、通常の食事・フードとは別に、または食事・フードに混ぜるなどしてペットに与える健康食品を指す。動物病院で処方、またはペットショップなどで販売されている薬は除く」と定義して、調査した。
<市場に含まれる商品・サービス>
ペット保険、ペット用健康ケアフード、ペット用サプリメント

出典資料について

資料名ペットヘルスケアに関する飼育者意識・購買行動・サービス利用状況分析
発刊日2024年10月31日
体裁A4 262ページ
価格(税込)220,000円 (本体価格 200,000円)

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