日本郵船株式会社(9101)は、同社が保有する郵船ロジスティクス株式会社(東京都品川区)の全株式を、日本郵船の完全子会社である郵船ロジスティクスグローバルマネジメント株式会社(東京都品川区、以下:YLGM)に承継させる会社分割(吸収分割)を行うこと(以下:本吸収分割)を決定した。
日本郵船を吸収分割会社、YLGMを吸収分割承継会社とする吸収分割方式。
また、本吸収分割により、日本郵船の子会社である郵船ロジスティクスは、日本郵船の孫会社となる。
日本郵船は、海上運送事業、陸上運送事業、航空運送事業等を行っている。
郵船ロジスティクスは、貨物利用運送事業、国際複合一貫輸送事業、通関業、倉庫業を行っている。
YLGMは、貨物利用運送事業その他の事業を行うグループ会社の事業活動の支配・管理等を行っている。
目的
日本郵船は、グループ会社である郵船ロジスティクスのグローバル本社(Global Headquarters(以下:GHQ))として、YLGMを新たに設立することで、グローバルにおける組織運営力を向上させる。
GHQと日本地域事業が併存する既存の体制を変更し、異なる役割と機能を持つ独立した組織とすることで、スピーディーな意思決定を図り、グループ経営の高度化を図る。
前述の組織体制の構築を目的として、2024年7月31日に新規設立した完全子会社であるYLGMに対して、組織再編行為を実施することとした。
なお、本吸収分割の後、郵船ロジスティクスからYLGMへのGHQ機能の集約を2025年4月1日に予定している。
本吸収分割に係る割当ての内容
YLGMは、本吸収分割に際し普通株式2,999,000株を新たに発行し、その全てを日本郵船に割り当てる。
分割又は承継する部門の事業内容
本吸収分割は、日本郵船が保有する郵船ロジスティクスの株式をYLGMに承継するものであって、事業の承継は行わない。
日程
分割契約承認取締役会 :2024年10月31日
分割契約締結 :2024年10月31日
本吸収分割の効力発生日 :2025年1月10日