商船三井、三井海洋開発の株式を追加取得し持分法適用関連会社化

株式会社商船三井(9104)は、2024年8月20日付にて、三井海洋開発株式会社(6269)の普通株式89,500株の市場での買い付けを完了し、2023年6月に取得済みの10,162,300株とあわせて同社への出資割合を15.00%とした。

本取得をもって商船三井は、三井海洋開発の単独筆頭株主となる見込みであり、また三井海洋開発を商船三井の持分法適用関連会社とする。

商船三井は、国内大手の総合海運会社。原油・LNGなどのエネルギー輸送や自動車輸送の定期船事業、鉄鉱石・石炭などの資源輸送分野を持つ不定期船事業など多角的な事業を展開している。

三井海洋開発は、浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)のEPCI(設計・資材調達・建造・据付)から、リースおよびO&M(オペレーション&メンテナンス)まで一貫して手掛ける海洋石油・ガス開発業界のリーディングカンパニー。

目的

2023年6月に、三井海洋開発による第三者割当増資に応じる形にて14.86%相当の株式を取得、および業務提携契約を締結した。

商船三井は、今回の追加取得を通じ、三井海洋開発との関係を強固なものとし、戦略的パートナーとして経営資源・顧客基盤等を相互に活用することで、FPSO事業に限らず脱炭素時代における両社のオフショア事業の競争力を強化する狙い。

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(提供:日本M&Aセンター

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