東京ドームシティの黄色いビル2階に、フードホール「FOOD STADIUM TOKYO」(フードスタヂアムトーキョー)が6月24日に開業する。6月20日には「FOOD STADIUM TOKYO」の内覧会を実施。照明を落としてネオンが光る、大人がお酒を楽しめる空間を演出するフードホール内や、館内に設置した巨大LEDビジョンと大小多数のモニターでの、スポーツやエンタメコンテンツの放映を行うなど、エンターテインメントシティならではの臨場感、わくわく感を感じながら、様々な客席を自由に選べるスタイルで、11店舗の多種多様なグルメが楽しめる空間である点を紹介した。
同社は「世界一のエンターテインメントシティ」を目指しているという。東京ドームに向かうメイン動線の玄関口である「黄色いビル」だからこそ、エンターテインメントシティらしい華やかさや高揚感を感じられる施設が必要と考え、フードホールの開発に至ったとのこと。イベント前の期待感を膨らませる食とエンタメの空間として、またイベント後の余韻を共有し合う食とエンタメの空間として、東京ドームシティらしさを感じてもらえるフードホールが「FOOD STADIUM TOKYO」なのだという。また、野球やコンサートなどのエンタメをメインの目的として来街する消費者がイベント前後に利用するだけでなく、近隣で生活している就業者・居住者の人々にも「日常の中に気の利いた非日常を」提供できるフードホールでもありたいと考えているとのこと。気の合う仲間といくつもの店舗を飲み歩きのように楽しむこともあれば、ちょっと一杯だけ飲んで帰りたい日にひとりで立ち寄ることもできる、そんなフードホールを目指しているという。
施設名称に関しては、東京の真ん中に位置し、スタジアムの雰囲気を感じられる空間の中で、巨大LEDビジョンとモニターに囲まれながら、多種多様なグルメを楽しめる場所という意味を込めて「FOOD STADIUM TOKYO」(フードスタヂアムトーキョー)と表現している。
コンセプトは「エンタメフードホール」として、お酒と食事を両方楽しめる非日常空間、ワクワク感、イベントの臨場感といった要素が込められている。「ここならでは」の空間にするために、できるだけ幅広く様々な業態の店舗を揃えている。好きな人と、好きなときに来て、好きなドリンクを好きなだけ飲んで、好きなときに帰る。お酒を飲まない人も楽しめる。そんな空間を目指しているという。
ターゲットは、自然体でお酒を楽しむエンタメ好きな消費者を想定。スポーツやエンタメ映像が流れる空間の中で、自分の好きなお酒を好きな時間帯に楽しんでもらう、グループでもひとりでも気兼ねなくお酒を飲める場所。お昼にも夜にも一杯飲みたくなる雰囲気。1店舗だけではなく2店舗3店舗と飲み歩く楽しさが味わえるという。また、ビールへのこだわりが強い消費者にも訪れてほしいとのこと。クラフトビール、輸入ビールなどナショナルブランド以外のビール銘柄が充実しており、「ビール好きが集まって飲み比べ」を楽しめるフードホールとなっている。「クラフトビアマーケット」では毎日20種類の国産クラフトビールが楽しめるほか、ベルギー・メキシコ・ベトナムなど世界のビールが楽しめる。
野球推しの人々を楽しませる演出も充実。東京ドームでの巨人戦を中心に、パ・リーグの試合も含めた多くの試合をフードホール内のビジョンで放映するという。巨人戦の振り返り放映も予定しており、東京ドームで試合があってもなくても、行けば巨人ファンの仲間に逢える、野球好きの友達ができる、そんな野球推しが毎日通えるフードホールとなっている。そして、新たな雰囲気の飲み会を探している人にも朗報とのこと。「2時間飲み放題&コース料理でひとり5000円」「飲む人も飲まない人も5000円」「好きではない食べ物メニューも含めて5000円」ではなく、自分が飲みたい分だけを飲み、食べたいメニューだけを食べ、自分が飲んで食べた分だけを払う、というスタイルを好む人々に最適なフードホールなのだという。
店内の注目ポイントとしては、6mの巨大LEDビジョンや多数のモニターでスポーツやエンタメを放映しており、美味しいお酒や食事だけでなく、東京ドームシティならではのワクワク感やイベントの余韻を楽しむことができる。11店舗のうちの4店舗は、「FOOD STADIUM TOKYO」のために開発した新業態(各テナント会社が新たに出店する業態)とのこと。新業態は「Don Chava」(メキシカン料理)、「ラーメン&酒バル 麺屋一燈」(ラーメン・酒バル・和食)、「台湾点心とビール恒久飯店」(点心・台湾中華・ビール)、「BROOKLYN STAND」(カフェバー)となる。毎日11時~23時まで営業しており、昼飲みから二次会まで幅広いシーンで利用できる。客席部分の天井には遊び心があるネオンサインが輝き、多国籍感を演出する。明るい時間からお酒を楽しみたくなる雰囲気を感じてほしいという。一人ひとりが好きな店舗の好きな商品を選んで持ち寄れるフリースタイルフードホールとなっている。国産クラフトビールと台湾点心で、あるいは本格イタリアンにお気に入りの焼酎など、いつもとは違ったマリアージュを楽しめるフードホールだという。
「FOOD STADIUM TOKYO」の各店舗を見てみよう。
「クラフトビアマーケット」は、「クラフトビールの楽しさを伝えたい」「クラフトビールを一人でも多くの人に知ってもらいたい」という想いで2011年に創業された。クラフトビールをいつでも気軽に、いろいろ楽しんでほしいという想いから、クラフトビール20種類が700円均一とリーズナブルな価格で提供する国内有数のクラフトビール専門店となっている。
「ベトナム屋台バインセオサイゴン」は、屋台スタイルの本格ベトナム料理店。ランチは「フォー」、ディナーはベトナムのお好み焼き「バインセオ」が人気だとか。ヘルシーな料理が女性から支持を集める。近隣ワーカーや住民などに愛された恵比寿本店は、建物取り壊しによって昨年12月に惜しまれつつ閉店した。今回、水道橋の地で新たに営業を開始する。ベトナムビールなどお酒を豊富に揃えている。
「新御茶ノ水 萬龍」は、香ばしい熱々のチャーハンに、ふわふわ食感の卵焼きと甘ダレを絡めた豚肉を豪快に盛り付けた名物「肉玉チャーハン」がイチオシとのこと。点心など様々な絶品料理を楽しめる町中華になっている。「ワンタンもやしそば」「チャーシューエッグ」「肉玉チャーハン」など、見た目にもインパクトあるメニューが印象的だという。
「ニュー大金星」は、門前仲町に本店を構える大衆居酒屋。「食堂&酒場」業態として展開する「ニュー大金星」の2号店となる。昼はランチ定食を、夜は1時間に1度、鐘を鳴らして注文を取る名物「鉄板夜鳴き焼きそば」やもつ煮など豊富な居酒屋メニューを楽しめる。ニュー大金星の料理は、すべて手作りにこだわり抜いた逸品とのこと。またウインズ後楽園側の窓口でも焼きそば・唐揚げなどを販売する。なお、ウインズ後楽園(場外馬券発売所)コンコース側にも販売窓口を展開している。
「Adestra Salvatore(アデストラサルヴァトーレ)」は、グランシェフサルヴァトーレ・クオモ監修で、本格的なイタリア料理とナチュラルワインを楽しめるオールデイイタリアンレストランとなっている。本格的なイタリア料理をポップに、より親しみやすくモダンにアレンジした、アンティパストやピッツァ、パスタの数々、お酒のおつまみからお腹を満たす一品まで多彩なメニューをラインアップ。様々なお酒だけでなく、見た目も華やかなノンアルコールドリンクも豊富だとか。なお、ウインズ後楽園(場外馬券発売所)コンコース側にも販売窓口を展開している。
「蟻月」は、こだわりのもつ鍋を中心に、博多一口餃子・博多ヤキトンなど九州の逸品を気軽に楽しんでもらえる居酒屋レストランとなっている。
「Don Chava(ドンチャバ)」は、メキシコ現地で大人気のメキシカン料理店の日本1号店。一番人気のメニューは何といってもタコス。オーナーのセルヒオさんこだわりのトルティーヤに肉をたっぷりのせた好みのサルサに、ライムを絞って食べるのがDon Chava流だとか。クラフトビール、テキーラ、ウイスキー、カクテルなどの豊富な酒類とスイーツなども楽しんでほしいという。
「ラーメン&酒バル 麺屋一燈」は、麺屋一燈の代名詞である他では絶対に真似のできない一杯「濃厚魚介つけ麺」のほか、NYスタイルのラーメン&酒バルとして、酒に合うカジュアルな名物料理を提供する。日本酒やスパークリングなども多数取りそろえ、ラーメンとお酒の新しい楽しみ方を提案している。
「台湾点心とビール 恒久飯店」は、台湾のストリートフードを感じる湯気立ち込める店内で蒸し上げる肉汁したたる点心に、肉まん、台湾中華も食べられる。相性抜群のクラフトビールは、店舗の自家醸造&直輸入のこだわりビールになっている。
「BROOKLYN STAND」では、ワッフル生地のブルックリンバーガーにクラフトビール、サングリアを合わせて楽しんでほしいとのこと。焼き立てフィナンシェとジェラートのパフェは挽きたてコーヒーと一緒にカウンターで楽しめる。FOOD STADIUM TOKYOの〆にもおすすめの店舗になっている。
「水道橋 すしわさび」は、シャリ、ネタ、醤油にもこだわり、本格的な「握り寿司」をカジュアルに楽しめる。名物「バラちらし」や、ここでしか食べられない新鮮な魚介類のつまみも充実している。カウンター席から、魚介の鉄板焼によるライブ感も楽しめる。ランチもディナーも通いたくなる名店になっている。
客席は、エリア毎にコンセプトの異なるテーブル・椅子を用意しており、飲み方によって最適なシートを探す楽しさも味わえる。4~6人のグループで利用できるテーブル席、ゆったりとお酒を楽しめるソファー席、コンセント付きでコワーキング的な使い方もできるカウンター席、バースタイルが楽しめるハイチェア、そして映える桟敷席など、エリア毎に異なるシートスタイルを楽しめる。
ユーモアあるネオンサインや映えるシートなど、飲みに来た消費者が主役になって絵になるシーンが演出される「映えるフードホール」に仕上がっている。そう、トイレにもまさかの映え空間があるのだとか。ネオンサインや映えシートをカメラアングルに入れて、ぜひ絵になるシーンの主役になってほしいという。
[FOOD STADIUM TOKYO 概要]
開業日:6月24日(月)
営業時間:11:00~23:00 ※年中無休
店舗・席数:11店舗 約480席
モニター数:6mのLEDビジョン1台、大小のモニター33台
東京ドームシティ=https://www.tokyo-dome.co.jp