スマホアクセサリやカメラ、オーディオ関連の国内メーカーであるディーフ株式会社のEC担当者の三村様に自社ECサイトの運用・活用方法などをお伺いしました。こだわりのモノづくりを追求されている「ディーフダイレクト」のEC運用におけるこだわりをぜひご覧ください!
〜本記事の聞き手:Googleショッピング広告を最適化する「EC Booster」の提供元である株式会社フィードフォース様。
目次
車好きに支持される「スマホケース」作りから紐解く、ディーフダイレクトの商品開発
── まずはディーフダイレクトについて教えてください。
スマートフォンや自動車関連のアクセサリなどを企画・デザイン・生産する国内メーカーの直販ショップです。模造品ではないオリジナルにこだわった「モノづくり」を第一として、お客様に本当に役立つ製品を提供しています。
── ディーフダイレクトでの商品開発について教えてください。
社長は商品開発部門の経験を持っており、アイデアを持ち寄りながら素材と組み合わせ、独自の商品を開発しています。以前は、データに基づいた戦略が取られていましたが、現在は直感的で面白いものを作ろうという発想から商品開発を行っており、それが我が社の強みでもあります。
── 具体的にはどのような商品を開発されたのでしょうか?
軽くて薄くて丈夫なアルミを使用したアルミバンパーのスマホケースを作りました。弊社で販売している他商品のスマートフォンケースと比較すると、2〜3倍ほど高い商品でしたが、これが大変好評でした!ただし、スマートフォン関連の商品は簡単に模倣されやすい領域であるため、対策をしつつ自社開発を強化している次第です。
──スマートフォンのアクセサリだけではなく車用品などの幅広い商品開発をされていますね。
スマートフォンで使用しているディスプレイ保護フィルムが車にも使用できるのではと思ったのがきっかけです。特にナビのフィルムについてはスマートフォンと同じように保護ニーズがあると考えています。注力しているのが日産のカーナビのフィルムで、これは日産の純正品として提供しています。現在は全国各地で展開しており、普及活動に力を入れています。
チャレンジと奮闘の末、安定したECサイトの運用
──三村様を中心としてECサイトはどのような体制で運営されていますか?
ECサイトに関しては一人で担当しています。Amazonや楽天、そしてフューチャーショップといったプラットフォームの運用や管理、あとは営業も兼ねて外に出ることが多いです。一部の業務に関しては外部に委託をしています。
──フューチャーショップをご利用された感想をお聞かせください。
色々なサイト構築サービスに触れましたが、最終的に自社ECサイトはフューチャーショップに落ち着きました。受注と商品情報ページの連携がしやすかったり、Google ショッピングとの連携ができて使いやすいです。不明点を聞いた際のサポート体制もしっかりしていました。
「色々な自動化サービスを試したが、唯一、集客効果を実感したのはEC Boosterだった」
── EC Booster導入前の自社ECサイトはどのような状況でしたか?
他の色々な運用を試してみましたが予測できないトラブルが多く、それに対処するためには結局のところお金がかかることが分かりました。また、そもそも忙しくて自社サイトの運用があまり出来ずに、思うように成果が出ない状況でした。そんな状況下で色々試していくうちにフューチャーショップ、EC Boosterへとたどり着いた形です。
──その後EC Boosterを導入していただき、どのように変わりましたか?
初月や2ヶ月目から予想外に売上げに繋がり、期待以上の成果を出すことができました。他にも広告自動化ツールはありましたが、EC Boosterだけが広告成果が出ました。
──EC Boosterの導入前はどのように広告を運用されていたのですか?
EC Boosterの導入前は、自社で広告を運用していました。
弊社の商品は、発売直後が最も売れ行きがよく、時間経過とともに売れ行きが落ち着いていく傾向があります。そういった傾向を加味して手動で広告運用や、商品ごとの調整を行うことは容易ではありません。実際に、以前はかなりの工数と時間をかけて対応していました。
しかし、EC Boosterを導入し、広告運用を自動化したことで、空いた時間を他の作業に充てることができ大変助かりました。今では、自社サイトのアクセス10〜20%程度がEC Booster経由です。
また、管理画面のユーザーインターフェースも見やすく、管理画面を確認すると上手くいっているのか否かが分かりやすいです。
─── ありがとうございます!これからも見やすい管理画面などに注力して開発を進めていきます。
─── 他に自社サイトで何か成果改善のために実施されていることはございますか?
広告成果が伸び悩んでいた時期に、Google Merchant Centerを見直しました。具体的には商品名の見直しを徹底的に行いました。また、Google Mechant Center上でエラーが出ている商品については、主に売れ筋商品を中心に対応しています。エラーの修正を行うと、比例して広告成果も改善することが多いですね。
─── 素晴らしいですね!今後も一緒に成果改善できれば幸いです。
※Google Merchant Centerは、Googleショッピング広告に掲載する商品を管理するサービスです。詳しくは下記の記事を参照ください。
https://lab.ecbooster.jp/how-to-use-google-merchant-center-free-listings/
高品質な商品を提供し続ける「ディーフダイレクト」のこれから
──よろしければ、今後の商品開発で力を入れていることを教えてください。
車アクセサリー業界・スマートフォン関連は、企業間の競争が激しく単価も安い。海外からの輸入で安くなっている商品が多いです。その中で、自社商品はしっかりとした品質のものを適正な価格で販売する方針が功を奏しているようです。商品開発においては、様々な難しさがあります。予算内で機能をどれだけ追加するか、デザインの優先順位などを検討したりと、悩むことも多いです。
しかし、安易に安い商品を作らず、高品質で使われる方にとって魅力的な商品を提供する商品開発方針は、今後も続けていきます。
──最近注力されている商品がありましたら教えてください。
例えば、今はボールペンも売り出し始めていて、手へのフィット感や、書き心地などの機能性に重点を置いています。それまでは自社ECサイトは男性が主なお客様でしたが、女性のお客様も多くなりご利用いただく方の層が広がっていて嬉しい限りです。
──新しい分野にも挑戦されているんですね!今後の展望があればお聞かせください。
来年はスマホに加えて、自動車や文具関連にも注力していく予定です。その中で広告活用が非常に重要です。自社での取り組みだけでは限界があるため、EC Boosterのプロプランに変更して、更なる成果向上を目指していきたいです。
※プロプランとは、EC Boosterの手数料が定額になりGoogle広告をマルっと自動運用できるプラン
商品開発に関してはこれからも高単価でこだわりのある商品を展開しつつ、しっかりと商品の価値に対する利益を増やしていくことに取り組んでいきたいです。また、商品がお客さまに喜ばれて買ってもらえることは、とても嬉しいので引き続き使われる方にとって魅力的な商品を開発していきたいと思います。
──ディーフダイレクトさんの商品はROAS(広告の費用対効果)が400%や500%を超える安定感があります。本質的に使われる方にとって魅力的な商品開発を続けていくことで、競合商品との差別化を図りつつ利用者層を拡大していく戦略で今後も楽しみですね!今後もよろしくお願いいたします!
※ROAS400%=広告費の4倍の売上が発生している状態
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※この記事は2023年10月に実施したインタビューに基づいて作成。EC boosterの事例紹介を、E-Commerce Magazine用に再編集したものです。事例の内容は掲載時点のものです。
※オリジナル記事はこちらから。