ワイン
(画像=Rido/Shutterstock.com)
大西タカユキ
大西 タカユキ(おおにし・たかゆき)
ワインプロデューサー。葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングメディア&通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。

「日本でたった一人」のワインプロデューサー大西 タカユキです。ビジネスが円滑になるワイン講座、第10回目です!さぁ、始めましょう!

第8次ワインブームは来るのか??

日本におけるワインの世界では、何年かに1度ワインブームが訪れます。過去、最もインパクトの強かったワインブームが、1990年代後半に起こった第6次ワインブーム「赤ワインブーム」でしょう。

きっかけは、赤ワインに含まれるポリフェノールが心臓疾患の予防につながるという説が広がったからです。今考えると、赤ワイン好きが増えてブームになったのではなく、健康のために赤ワインを飲む人が増えたというのは少し不自然ですね。案の定、1998年をピークにワインの消費量は減少し、その後10年ほど停滞の期間が訪れます。

そして、2012年にチリワインブームを中心に低価格ワインが市場に浸透し、第7次ワインブームが訪れます。赤ワインブームほどのインパクトは無かったのでワインブームという感覚はあまり無かったと思いますが、これを機にコンビニやスーパーなどでも500円前後の美味しいチリワインが販売され、日本にワインが浸透してきたことを感じるようになりましたね。

では、第8次ワインブームは来るのでしょうか?

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