2024年3月30日(土) 、関西最大級の日本酒の祭典 「Sake World Summit in KYOTO」が京都で開催されました。
日本酒へのNFT活用に向けた講演に加え、秘蔵酒や熟成酒、クラフト醸造酒など全国60蔵以上250銘柄が京都に集まっており、NFTを活用したイベントでは過去類を見ないほど多くの老若男女が参加していました。
今回は、Sake World自体の魅力に加え、本イベントの体験レポートをご紹介します。
目次
関西最大級の日本酒の祭典 「Sake World Summit in KYOTO」
2024年3月30日(土)に、京都・岡崎にある京都市勧業館[みやこめっせ]にて、京都のタウン情報誌を発行していた『Leaf』がプロデュースする関西最大級の日本酒の祭典「Sake World Summit in KYOTO」(以下、本イベント)が開催されました。
酒蔵秘蔵の非売品や長期熟成酒、クラフト醸造酒など全国から60蔵以上250銘柄が集まり、オリジナルのおちょこを片手に、お酒券でお好みの銘柄を飲み歩きできるイベントとなっています。
当日11時のオープニングから参加者や記者などで大盛況でした。
オープニングの言葉では、多くの人が集まったことに対する感謝や伝統の日本酒や新技術であるNFTに対する期待が込められていました。
すでに食べ物を食べながら日本酒を飲んでいる方も多くおり、老若男女幅広い世代の方々が参加していました。
イベントに参加することで、入手可能なSake World Summitのオリジナルのおちょこもとてもかわいいくデザイン性も優れていました。
また、販売されている食べ物も本まぐろのお造りやからあげや焼きそばなど、日本酒に合うものが多く揃えていました。
講演〜⽇本酒×NFT ⽇本酒を“飲める資産”へ〜
本イベントの午後にはSake World NFTの仕組みや現在の経済圏、またなぜそれが資産になるのかについての講演が開催されました。
ここでは講演内容についてまとめていきます。
NFTで日本酒が資産になる
はじめに合同会社SAKEXにてNFTプロデューサーとして活動しているグリコ氏より、NFTについてわかりやすい解説がありました。
NFTとは簡単にいうと「デジタル上であなたが持っている証明ができる証明書」です。
ルーブル美術館にて絵画の鑑定書が保管されて本物であることを証明できるように、NFTはデジタル上でそのような所有者が本物を持っていることを証明できる仕組みを実現するものです。
次に株式会社リーフ ・パブリケーションズ 取締役副社⻑ ⽻間氏よりSake Worldの特徴に関するご説明をいただきました。
Sake Worldの特徴は主に下記3つです。
1.日本酒の熟成保管ができるサービス
通常の通販の場合には、買ったらすぐ日本酒が届きますが、Sake Worldでは熟成の保管を依頼することができます。
2.熟成依頼した日本酒と引き換える証明書(NFT)の発行
熟成依頼した日本酒と引き換えることができる証明書(NFT)を発行します。
このNFTは2次流通が可能なので、プレゼントなどでの活用もできます。
3.2次流通時のロイヤリティが酒蔵へ還元される
2次流通した際には、その販売金額の一定割合が酒蔵へロイヤリティとして還元されます。
ブロックチェーンの仕組みを活用することで、NFTがいつ誰が保有しているのか、または手に渡ったかを全て把握できるので、その時の販売金額をもとに一定の割合が還元される仕組みです。
⽟乃光酒造 代表取締役 ⽻場⽒からは、このロイヤリティの仕組みはとても素晴らしいとの声が上がりました。酒蔵はお酒販売以外のところから収益を上げられれば、それを用いて酒蔵が品種改良や新たなアイデアを試すことができるので良い循環に繋がるとのことです。
おいしい日本酒をより多くの人に届ける
日本酒の販売には、本来販売業の免許が必要になりますが、NFTの2次流通の仕組みを使えば、お酒を持っていない一般の方も日本酒の流通に貢献することができます。
一方で、日本酒自体は保管のプロである酒蔵にあり安心して預けられているので、みんなが安心して日本酒をより多くの方に広めていくことができるのです。
NFTを用いることにより記録の追跡が可能なので、例えば15年後にNFTを所有している方に熟成した日本酒を届けることも可能になり、なかなか家で15年いい状態で保存することは難しい日本酒を、このNFTの仕組みによって自分の子供へのプレゼントなどにもお使いいただけると考えています。
また、本イベントで飲める日本酒は全てSake World NFTにて出品されているとのことです。
Sake Worldの始まり
⽻場⽒は個人的にNFTを購入したり情報収集もしていたため、初めて日本酒へNFTを活用するお話を聞いた時も特に抵抗はなく始められたとのことです。
特に、飲料系はラベルアートのNFTが多かった中で、さらにNFTを活用して酒蔵の課題を解決するような仕組みを作りたいと考えていました。
世の中ではウイスキー樽を分割所有するNFTプロジェクトも出始め盛り上がっていたため、日本酒にNFTを活用したサービスSake Worldを始めてみたそうです。
NFTに関する課題
一方で、現在日本でNFTを認知している人はまだまだ少ないことが、とても課題であると感じています。特にウォレットを作ることに、ユーザーはハードルを感じているようです。 そのため、本イベントのようにこれまでNFTを知らなかった人がNFTを知るきっかけを作ることがとても重要だと考えています。
また、日に日に技術も向上しており、ウォレットを作るハードルも下がっているのでこれからどんどんNFTが広がっていくのではないでしょうか。
特にSake WorldのようなNFTと現物資産をかけ合わせたRWA(Real World Asset)という領域は、今後伸びていくでしょう。
Sake World NFTサービスページ:https://nft.sakeworld.jp/
NFTについてなんでも質問できるNFT相談ブース
講演後には、NFTに興味を持ちNFT相談ブースへNFTに関する疑問を聞きにいく方も多く見られました。グリコ氏も講演後にはNFT相談ブースにおり、NFTの魅力を伝えていました。
また、本イベントに参加した方からは下記のような声をいただきました。
・NFTはこれまで知らなかったけど勉強してみたい!
・NFTへの理解はまだ浅いけど日本酒が資産になるのは新しいしすごいと思った!
・こんなに多くの日本酒の種類が集まるイベントは他にない!
・100円で飲める日本酒もありとてもいいイベントだ!
参加者にとって満足度の高いイベントであったことがうかがえます。
Sake Worldのご紹介
Sake Worldでは、もっと気軽に、もっと楽しく、いろいろなお酒と出会えるきっかけを作りたいというビジョンがあり、Sake World NFTにて販売している日本酒に加え、日本酒の基本情報や日本酒イベントの情報も発信しています。
また、日本酒が飲める店や買える店も紹介しており、日本酒好きの方や京都観光にもぴったりです。
世界初の日本酒の資産家マーケットであるSake World NFTが気になった方は、ぜひサービスページからサインインしてみてください。メールアドレスで簡単に登録できます。
Sake World NFT サービスページ:https://nft.sakeworld.jp/
おわりに
あらためて世代を問わないこれだけ多くの方が参加し盛り上がった本イベントは、NFTを活用したイベントではこれまでには類を見ない程でした。
今後NFTが盛り上がっていくためには、これまでNFTを知らなかった/触れてこなかった方が参加できる仕組みが必要になってきます。
本イベントはそのNFTの認知拡大にとても大きく貢献していると感じると共に、メディアの一員としても大変勉強になりました。
今後のSake Worldが展開するイベントやサービスには目が離せません。