SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展
KAORIUM体験ブースの様子

嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC(以下、セントマティック)は、首都圏を中心に7校を展開する関東最大規模のサイエンス・インターナショナルスクールである「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」に、生活の木と共同でブース出展をした。

KAORIUMは、セントマティックが開発した香りと言葉を相互に変換するAIシステムで、これまで美容・飲食・教育・医療などさまざまな分野での顧客体験を実現してきた。特に教育分野では、子どもの嗅覚を刺激して感じたことを言語化し、自分だけの物語を創作する体験を通じて豊かな感性を育むことを目的に開発された独自の教育プログラム「香りの授業」を展開してきた。

SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展
「香りの授業」の記念撮影

「STEAM Fair 2024」は、最先端技術を駆使した企業、団体、研究所が出展をし、子どもから大人まで楽しむことができるワークショップ、展示、アクティビティや、スクールの生徒による調査研究発表のプレゼンテーション、講演会など、未来のサイエンティストを育てるためのイベントになっている。

今回は生活の木と共同で出展し、多くのスクール生徒の人々や親子連れの人々などにKAORIUMを体験してもらった。

SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展
KAORIUM体験ブースの様子

「STEAM Fair 2024」イベント当日は、両日で2000人以上の来場者数と大盛況となった。KAORIUM体験ブースでも多くの人に体験してもらい、終日体験者が途切れない様子だった。今回の出展で初めてKAORIUMを知る人も多く、子どもたちにとっても「画面操作によって香りを選んでいく」「表示される情景表現を楽しむ」など新たな体験を提供する機会となった。

SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展
KAORIUM体験の診断結果画面

例えばある子ども2人組のKAORIUM体験では、診断結果の画面に「花火」の単語が入る香りが表示されると「わかる、僕、花火見えたよ!」と感性と情景表現に共通項を見出していたようだった。また、もう一人の子どもの体験では「霧」という言葉の入る香りが表示された。その言語が「花火の~」という先に出ていた診断結果と比較して彼にぴったりの表現だったようで、周囲の大人たちから納得の声があがり、本人も嬉しそうにしていた。なおイベント全体を通しては金木犀とジャスミンの匂いが人気だった。

その他の子どもたちの体験後の感想でも「いろんな香りを嗅ぎながら、言葉を選んでいく体験が楽しかった」「好きな香りがわかって、香りが好きになった」などの声が聞かれた。

今回の出展は、KAORIUMから湧出される情景表現を通じた教育分野での取り組みとして、「香り」を「言葉」にする体験がもたらす発見の楽しさを、多くの子どもは体験する機会を創出することにつながった。

SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展
KAORIUMのイメージビジュアル

KAORIUMは、セントマティックが開発した香りと言葉を相互に変換するAIシステム。最先端のテクノロジーによって、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にする。

SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展

また、言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化し(参照元:「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 -脳波計測により匂い呈示後1秒以内の脳活動の変化を検出-」)、私たちのまだ見ぬ感性への気付きをもたらす。香りと言葉をつなぐ今までにない体験が生み出す価値は、フレグランスの世界にとどまらず、感性教育、飲食体験、購買体験など様々な分野に新しいビジネスチャンスを生み出すものとして、その可能性に大きな期待が寄せられている。

SCENTMATIC、「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」主催の「STEAM Fair 2024」にKAORIUM体験ブースを出展

セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立した。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を開発している。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いによって他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しなかった。KAORIUMの登場によって様々なビジネス上での“香り”の活用が期待できる。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらす。

セントマティック=https://scentmatic.co.jp