みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
「WALL ART PROJECT」ウォールアート公開イベントの記念撮影

みずほフィナンシャルグループは、ミューラル(壁画)アートカンパニーのOVER ALLsと共同で、<みずほ>のパーパス「ともに挑む。ともに実る。」をアートで体現する初の取り組み「WALL ART PROJECT」においてウォールアートを制作し、3月28日から一般公開した。同日に行われた「WALL ART PROJECT」ウォールアート公開イベントでは、東京・大手町「OOTEMORI」B1Fの旧ATMコーナーに描かれたウォールアートが初披露されると共に、作品に込めた想いや制作エピソードなどを紹介した。

みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
「WALL ART PROJECT」のウォールアート

みずほフィナンシャルグループでは昨年5月、<みずほ>の存在意義や社会に対する役割をすべての役員・社員が共有し、グループ全体がアクティブに挑戦するための指標として企業理念を再定義した。また、新たな企業理念をより広く、より深く浸透させることを目的に、社員参加型の「WALL ART PROJECT」をOVER ALLsとともに発足し、約1年間をかけて取り組んできた。「WALL ART PROJECT」は、単なる言葉の具現化ではなく、社員1人ひとりが企業理念と向き合い、そのなかで沸き上がる感情をアートにして創り上げていく<みずほ>初のプロジェクトとなる。そして今回、完成したウォールアートが、3月28日に一般公開された。

みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
OVER ALLs 代表取締役CEOの赤澤岳人氏

「WALL ART PROJECT」に参加し、ウォールアートを共同制作したOVER ALLs 代表取締役CEOの赤澤岳人氏は、「『WALL ART PROJECT』では、みずほフィナンシャルグループの社員10名とグループを作り、<みずほ>のパーパスをウォールアートで表現するにはどうしたらよいのか、10回以上もディスカッションを行った。その中で、今までの銀行は重くて堅いというイメージだったが、これからは軽やかで柔らかいイメージを出していきたいという声があがった。また、オリジンである渋沢栄一や安田善次郎の魂も入れたいという意見も取り入れていった」と、みずほフィナンシャルグループの社員と何度も議論を重ねてウォールアートのデザインを固めていったと話す。「完成した作品は、変化の激しい時代の中で、自分たちが先陣を切って、追い風を感じながら社会を変革していくという想いを込めている。性別も国籍もわからない人の顔を真ん中に描き、そこに風を巻き起こしていくデザインとした。また、まっすぐと前を見据える目は安田善次郎、そこに吹く追い風は渋沢栄一をイメージしている」と、作品に込めた想いを語ってくれた。

みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
「WALL ART PROJECT」のウォールアート側面

「ウォールアートは、旧ATMコーナーのスペースに描かれているのだが、周囲の壁には、みずほフィナンシャルグループの社員と様々な人々が、これからの未来を共に創っていくシーンが描かれている。ぜひ中まで入って作品を見てほしい」と、立体的なアート作品になっていると教えてくれた。

みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
みずほフィナンシャルグループ 取締役 兼 執行役員社長 グループCEOの木原正裕氏

プロジェクトのディスカッションにも参加したという、みずほフィナンシャルグループ 取締役 兼 執行役員社長 グループCEOの木原正裕氏は、「『WALL ART PROJECT』は、<みずほ>のパーパスをアートにすることで、もっと発信力を強めたいという熱い想いを持った社員が立ち上げたプロジェクトで、最初はどうなるのか不安もあった。しかし、何度も試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ形にしていき、素晴らしい作品が出来上がったと感じている。このウォールアートがきっかけになって、社会に向けて当社の想いが広く伝わっていくと確信している」と、完成したウォールアートに目を細めていた。

みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
みずほリサーチ&テクノロジーズ 取締役社長の吉原昌利氏

みずほリサーチ&テクノロジーズ 取締役社長の吉原昌利氏は、「私は昨年8月上旬にディスカッションに参加して、パーパスを作成した時の議論や背景を伝えた。当初は、その1ヵ月後にウォールアートをリリースする予定だったが、結果的には半年延びて、今回一般公開することとなった。プロジェクトメンバーは、とても苦労したと思うが、それだけブラッシュアップされた作品に仕上がったと感じている」と、パーパスがしっかり伝わるウォールアートになっていると話していた。

みずほフィナンシャルグループ、OVER ALLsと共同制作したウォールアートを一般公開、<みずほ>のパーパスをアートで体現
みずほ銀行 取締役頭取の加藤勝彦氏

みずほ銀行 取締役頭取の加藤勝彦氏は、「今日初めて、実際にウォールアートを見たのだが、絵に引き込まれて、つい見入ってしまった。描かれている人は女性なのか、男性なのか。こちらを見つめているのか、遠くを見ているのか。また、多様な色が使われているのも印象的で、人によって見え方や感じ方も変わってくると思う。この作品は、まさに『ともに挑む。ともに実る。』というパーパスのもとに、多様性を認めながら様々な人が集っている<みずほ>を体現していると感じた」と、何時間見ていても見飽きることがない表現力豊かな作品が完成した胸を張っていた。

最後に、みずほフィナンシャルグループの木原氏は、「このウォールアートは、OOTEMORI B1Fの旧ATMコーナーに描かれているので、<みずほ>の社員は毎日目にすると思うが、そのたびに『ともに挑む。ともに実る。』というパーパスを思い出して、少しでも先に前進していく気持ちになってほしい。また、一般の人には、ウォールアートを通じて、<みずほ>が変わろうとしていること理解してもらえるきっかけにしていきたい」と、<みずほ>のパーパスを体現したウォールアートへの期待を述べた。

なお、ウォールアートの公開に加え、7月から1万円札のデザインが<みずほ>の源流の1つである日本初の銀行「第一国立銀行」を設立した渋沢栄一に変更になることに合わせて、商売だけでなく公益性も追求した渋沢のDNAが受け継がれるパーパス「ともに挑む。ともに実る。」に関連した様々な取り組みの展示も実施している。

みずほフィナンシャルグループ=https://www.mizuho-fg.co.jp/
OVER ALLs=http://www.overalls.jp/